沖縄独立への衝撃のシナリオ。それを背後で操る中国。沖縄は文化的、経済的にも中国に侵食されだした。
このままだとチベットやウイグルのようになってしまう──
◉実は沖縄関連予算は合 せて一兆二千億円にのぼる
◉本当は住民の誘致で出来た米軍基地
◉皇室に助けられた戦前の沖縄……
著者プロフィール
1954年、沖縄コザ市生まれ。1978年、防衛大学校管理学専攻コースを卒業。海上自衛隊幹部候補生学校(江田島)、世界一周遠洋航海を経て護衛艦隊勤務。1982年、退官(二等海尉)。その後、琉球銀行勤務。1999年、退職。以降、ジャーナリズム活動に専念。著書に『中国が沖縄を奪う日』(幻冬社ルネッサンス新書)、『新・沖縄ノート 沖縄よ、甘えるな!』(ワック)など多数。『昭和天皇の艦長』(産経新聞出版)は昭和天皇天覧、「昭和天皇最晩年のご愛読書」と報道される(『文藝春秋』1997年10月号)。『海の武士道 DVD BOOK』(育鵬社)は山形県教育委員会中学道徳教科書教材に指定(2013年)、『海の武士道』(産経新聞出版)は海自幹部教育用図書に指定される。シンクタンク「沖縄・尖閣を守る実行委員会」代表。
目次
はじめに
第一章 中共に狙われる沖縄
1 変化の前兆
・中国の太平洋進出戦略
2 沖縄に迫る中国 沖縄独立と米軍撤退
・思想教育の一環として映画を見せる
・軍のナンバー2を汚職で摘発逮捕
・沖縄独立への衝撃のシナリオ
・巧妙な分断工作
第二章 沖縄は文化的には既に中国の隷下に
1「三跪九叩頭の礼」と、中国礼賛!
・「首里城祭」における異様な光景
・中国的儀式がなぜ沖縄で
2 「土人発言」への過剰反応
・元知事稲嶺惠一氏と仲井眞弘多氏の不可解な行動
3 琉球王国の実態
・「土人」「シナ人」発言の真意
第三章 皇室に助けられた沖縄
1 明治天皇は沖縄解放の最高功労者
・時代に取り残される沖縄
・沖縄県民の〝慈父〟として
・県民に慕われた北条侍従!
・沖縄の私企業に助成金を賜る
・皇室の温情に甘えを警戒
2 破壊される天皇の橋
・沖縄左翼に譲歩を重ねてきた戦後
・皇太子沖縄寄港の歓喜
第四章 米軍の対日不満は限界
1 米国からの警告
・公然と介入を始めている中国
・米軍司令官の日本不信
2 逆走する沖縄県
3 在沖米軍軍人の不満も限界
4 日米地位協定改定は必要ない
第五章 こうして親米感情は消滅させられた
1 改竄される戦後史
・サンフランシスコ講和条約を全面支持した沖縄住民
・沖縄地元メディアは中国の宣伝機関
・かつては親米親日だった
2 「沖縄の慈父」と称されたオグデン陸軍少将
・米国の投資下でインフラが発展していく沖縄
・生活が飛躍的に向上していく沖縄
・「オグデン米陸軍少将を永く沖縄に」
・壮観な送別会
3 石垣高等弁務官代理ワーレン陸軍少佐の場合
・医療も米国の支援があった
第六章 沖縄県民は純然たる日本国民だ!
1『琉球リポート』の真実
・マシュー・ペリー提督の『琉球リポート』
・「琉球王国」への幻想を求める沖縄
・中国帰化人に支配されていた琉球王国
2 島ぐるみ闘争の虚実
・冷戦下の沖縄
・プライス勧告と「四原則」
・四原則貫徹運動は崩壊する
・瀬長市長のリコール騒動
・二分される世論
3「自治神話論」の背景 キャラウェイ中将は米国版黄門様だった!
・「反基地運動」の萌芽
・「キャラウェイ・スマイル」が沖縄の流行語に
4 日本経済を凌駕していた沖縄
・県民に欠落する勤勉性
・「驚異的な戦後の沖縄の発展」
・本土人の印象
第七章 世界を翻弄する沖縄ドグマ
1 基地を巡る狂騒曲
・なんと一兆二千億円の国費が沖縄に
・辺野古闘争
・基地誘致運動
・キャンプ・シュワーブの完成
・ドルをつかむために
・海兵隊基地開設で好景気に
2 住民は血液まで米海兵隊に依存した
・沖縄戦の償いだ!
3 「牧場」と呼ばれた普天間基地
・普天間基地の来歴
・都市部落(集落)の誕生
・キャンプ・シュワーブのその後
・米国援助で沖縄学童の身長増
・今も残る米国統治時代のレガシー
おわりに