海上自衛隊の最新鋭最大の護衛艦「いずも」。航空母艦ともいえる全通甲板を備え、最大5機の哨戒ヘリを同時に発着できる能力を持つ。緊迫する東シナ海の情勢を睨みつつ、一方で広い甲板や格納庫は大量の収容、輸送力も兼ね備えた本艦は、2016年の熊本地震における災害支援でその能力をいかんなく発揮した。
乗員の入室すら制限される戦闘指揮所（CIC）をはじめ、一般には殆ど公開されない艦橋や管制室など館内の様子を徹底収録、近接防空ミサイル「SeaRAM」の発射やオスプレイの着艦訓練も収めた。また、約500名の乗員がどのような任務を遂行しているのか、艦長、先任伍長、女性隊員などのインタビューを交え紹介。「いずも」の実力を明かす。