今だからこそ、知りたい「仮想通貨」の真実

渡邉哲也 著
定 価:
本体920円+税
判 型:
新書判
ページ数:
200ページ
ISBN:
9784898317563
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投資の神様が「ビットコイン」に
投資しない理由

いまチャンスなのか! やはりヤバいのか?
気になる「仮想通貨」のこれからの命運を、分かりやすく解説!

著者プロフィール

作家・経済評論家。1969年愛知県生まれ。日本大学法学部卒業。貿易会社に勤務後、独立。複数の企業運営に携わる。仕事上、海外の経済情勢に精通。内外の経済・政治状況のリサーチと解析に定評があり、さまざまな政策立案の支援から、雑誌の企画・監修、コメンテーターまで幅広い活動を行っている。2009年『本当にヤバい!欧州経済』(彩図社)がベストセラーに。主な著書に『あと5年で銀行は半分以下になる』(PHP研究所)、『米中開戦』(徳間書店)、『メディアの敗北』(ワック)、『ポスト平成ですごいことになる日本経済2.0』(徳間書店)など他多数。
渡邉哲也公式サイト http://www.watanabetetsuya.info/

目次

はじめに──触らぬ仮想通貨に祟りなし?

 

第一章「仮想通貨バブル」の終わり

 「ビットコインバブル」に夢を見た人たち

市場の乱高下が投資家を翻弄

「コインチェック事件」の衝撃

金融庁が異例の早さで立入検査を実施

コインチェックの事業継続にともる赤信号

 「億り人」たちの悲鳴

仮想通貨と世界同時株安

リーマン・ショックのときは

仮想通貨への信用不安拡大

 

第二章 そもそも仮想通貨とは何なのか

仮想通貨の仕組み

ブロックチェーン──仮想通貨の有望な基幹技術

仮想通貨を生み出すマイニングとは何か

セキュリティはどう守られるのか

なぜ仮想通貨は分裂するのか

投機と決済──2つの仮想通貨

仮想通貨のメリット

 

第三章 問題だらけの仮想通貨

資産の裏付けがない「子供銀行券」

 「財産的価値」に誰も責任を持たない構造

ハイリスクの投機商品

古くからある相場操縦の手口

 「通貨」としての使い勝手が悪い

犯罪の温床──マネーロンダリングと地下銀行

ICOがもたらす弊害

 「渡りに船」となった北朝鮮の資金源

銀行が投資商品として仮想通貨を扱えない理由

国際金融の枠組みを回避する「抜け穴」

国家の通貨発行権をゆるがす存在

ドル支配体制に対する仮想通貨の挑戦を許さないアメリカ

 

 「みなし業者」──ガバナンス不在の弊害

 

第四章 仮想通貨がたどる運命

金融庁が取引所の認定審査を厳格化

コインチェック事件はどう幕を下ろすのか

ナショナリズムと仮想通貨

世界で強まる仮想通貨規制の動き

仮想通貨の厳しい規制に転じた中国

日本の法律の穴

仮想通貨の規制に乗り出すG20

 

第五章 怪しい儲け話にダマされないために

仮想通貨に踊らされた人たち

仮想通貨をあおった人たちの問題

法律を作る側の問題

仮想通貨は「ポンジ・スキーム」(ネズミ講)

 「はめ込み」営業に気をつけろ

規制緩和が常に正しいとは限らない

歴史は繰り返す──戦後の経済事犯から何を学ぶか

投資をするなら仕組みを理解せよ

「資産三分法」のすすめ

 「日本経済の成長=投資の成功」と心得よ

  

おわりに

 

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