中国人の僕は日本のアニメに救われた!

孫 向文 著
定 価:
本体1300円+税
判 型:
単行本
ページ数:
200ページ
ISBN:
9784898314869
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日本を愛し、その現状を憂う中国人漫画家が語る渾身の作品論
漫画やアニメを観れば日本の真髄がわかる
日本の作品は世界で一番エキサイティングな文化である!

・日本の正しい歴史は教科書だけではなく漫画に描かれている
・命がけで女性を守るヒーロー
・日本にLGBT差別は少ない
・中国は「日本の作品をパクれ」ばかり

著者プロフィール

孫 向文 (そん・こうぶん)
1983年、中華人民共和国浙江省杭州市出身。2013年来日以降、雑誌やインターネットを中心に漫画やコラムを執筆。隔月刊『ジャパニズム』(青林堂)にて近未来ファンタジー漫画「アマテラスの翼」を連載中。主な著書に『中国のヤバい正体』(大洋図書)、『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)、『日本人に帰化したい!!』(青林堂)など。

目次

まえがき

 

第1章 「善と悪は表裏一体」という日本人の「正義」観

漫画『不殺仕事人』

敵を殺さない日本アニメ

中国政府の洗脳を解いてくれた日本作品

ダークヒーローにカッコ悪い主人公

主人公より魅力的なライバルたち

フリーザは悪役なのになぜ人気があるのか

「日本の作品をパクれ」

注釈

 

第2章 女性を敬う「愛の国」日本

漫画『日本アニメをパクってみたら大失敗』

地位や財産より「純愛」

いじめと障害者問題に挑んだ『聲の形』

無敵のヒーローも奥さんは恐い

命がけで女性を守る男たち

なぜ三蔵法師が「女性的」なのか

恋人たちが世界を救う

「#MeToo運動」が日本で盛り上がらない理由

注釈

 

第3章 日本の歴史物語の特異性

漫画『フィクション歴史教科書』

中国ではありえない「明智光秀」伝

「正しい歴史」は教科書ではなく漫画に描かれている

誰でも主人公になれる国

自由な歴史解釈が傑作を生む

美形キャラと美少女が戦国で大活躍

母国・中国の作品文化の貧しさ

優れた歴史エンタメ作品が日中関係を変える

日本の歴史は世界で一番素晴らしい

注釈

 

第4章 ホラー・モンスター作品にみる日本人の宗教観

他の国とはまったく異なる日本の悪霊・怪獣

「貞子」と「ゴジラ」は絶対に倒せない

キョンシーvs「ZQN」──個々にドラマのある和製ゾンビ

おとぎ話に擬人化された動物が登場する深い理由

ものには作り手の魂が宿っている

『進撃の巨人』が象徴する防衛問題

霊とともに生きる日本人

注釈

 

第5章 日本にもあった! 表現規制

漫画『日本の表現の自由はどこへ?』

「企画却下!」特定国家への〝忖度〟

実写版『空母いぶき』に啞然・呆然

なぜ『はだしのゲン』だけが許されるのか

行き過ぎたポリティカル・コレクトネス

封印された『ウルトラセブン』第十二話

日本にLGBT差別は少ない

「平等」という名の左翼活動

表現規制は「反日行為」

注釈

 

第6章 あまりに政治的なクリエイターたち

左派に利用された大御所・黒澤と手塚

皇室を否定的に描いた『火の鳥』

いまも量産される日本人による反日作品

対照的な村上春樹とカズオ・イシグロ

『万引き家族』の登場人物は日本人とは思えない

恩を仇で返した是枝監督

左派・リベラルがこぞって標的にした『日本国紀』

新元号「令和」こそ新時代の象徴

注釈

 

終章 日本作品と日本の未来

「アベンジャーズ」より「コナン」!

世界が哀悼した「京アニ事件」に無関心だった日本の政治家

日本は天国のような場所

注釈

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