危うい国・日本

百田尚樹・江崎道朗 著
定 価:
本体1400円+税
判 型:
四六判
ページ数:
280ページ
ISBN:
9784898314890
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日本を危機に陥れようとしている「デュープス」をご存じですか(百田尚樹)
インテリジェンス(情報機関)の重要性を知ってください(江崎道朗)

「デュープス・Dupes」とは――「左翼に騙されて正義派ぶる、おバカさん」のことです。
この「デュープス」が日本の官僚・マスコミの世界を支配しているのです。
その実態を百田尚樹氏と江崎道朗氏が初めて徹底解剖し完全論破します。

「嘘と猛毒を撒き散らす中国」にはインテリジェンスで対抗せよ

(本書の内容)
国際情勢の裏を見抜くインテリジェンスなき日本は滅びる
被害国が「武漢ウイルス」「中国肺炎」と呼んで何が悪い
コロナショックでも目覚めない「カエルの楽園」でいいのか
中国共産党独裁政権は猛毒を撒き散らして自滅する
与野党の馴れ合い政治の劣化が憲法改正を阻んでいる
中国の軍拡で、本当に危うくなった日本の安全保障
日本人のための「日本の歴史」を取り戻そう
コミンテルンの亡霊に怯えるな。しかしデュープスを注視せよ
東京大学法学部は「デュープスの総本山」ではないか……

著者プロフィール

百田尚樹(ひゃくた・なおき)
昭和31(1956)年、大阪市生まれ。作家。同志社大学中退。放送作家として『探偵!ナイトスクープ』等の番組構成を手掛ける。2006年『永遠の0』(太田出版、現在講談社文庫)で作家デビュー。『海賊とよばれた男』(講談社)で第10回本屋大賞受賞。「日本通史の決定版」として書き下ろした『日本国紀』(幻冬舎)が大ベストセラーになった。そのほかに『カエルの楽園』(新潮社)、『今こそ、韓国に謝ろう そして、「さらば」と言おう』(飛鳥新社)等がある。

江崎道朗(えざき・みちお)
昭和37年(1962年)、東京都生まれ。評論家、拓殖大学大学院客員教授。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフを務めたのち、現職。安全保障、インテリジェンス、近現代史などに幅広い知見を有する。2019年第20回正論新風賞受賞 。著書に『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』『日本占領と「敗戦革命」の危機』『朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作』(PHP新書)等がある。近著は『日本外務省はソ連の対米工作を知っていた』(育鵬社)。

目次

はじめに──日本を危機に陥れる「デュープス」をご存じですか? 百田尚樹

 

第1章 日本はやっぱり「カエルの楽園」──「中国肺炎」の教訓

安倍首相にも直言した──日本は「中国封鎖」を断乎やるべし/なんで小池都知事や兵庫県知事は貴重なマスクを送ったのか/WHOと中共の発表を信じる者は騙される/医療被害の真実を伝えると消される?/ガダルカナル同様、戦力の逐次投入をしたミス/出入国管理法5条14項適用を全中国人になぜしなかった/対外情報機関がないから判断が遅れた/もっと自衛隊法第83条の活用を/「新型コロナウイルス」は生物化学兵器から生まれた?/日本は「安全な国」とのイメージをいかに取り戻すか/野党議員のみっともない「後出しジャンケン」

 

第2章 憲法改正はなぜ進まないのか

肝心の自民党にやる気がない/国民に対する裏切り──「ヤルヤル詐欺」は許せない/政治家のあるべき姿──トランプと小泉に学べ/主張を平気で180度転換し、右往左往する議員たち/カネを使って独自情報を収集する/日本の国会議員に当事者意識がない──野田聖子の暴言/「親分肌」の政治家は絶滅危惧種──いまは二階幹事長だけ?/生活費獲得のために国会議員になる──「恒産なくして恒心なし」/「悪法も法なり?」──「憲法9条こそ憲法違反」なり/憲法と憲法典は違う/日本の憲法学者は神学者のような存在/宮澤俊義の「八月革命説」は己の保身が生んだ暴論/さらに惨めな横田喜三郎/「護憲・平和バト」の「デュープス」にだまされるな/共産主義の残虐な歴史を見よ/「カルタゴの悲劇」がなかった分、平和ボケが進行/歴史力は『日本国紀』、想像力は『カエルの楽園』で学ぶべし/『日本国紀』が『真昼の暗黒』のように日本を変える!/政治は誰がやっても同じではなかった

 

第3章 本当に危うい日本の安全保障

容共リベラル・オバマ政権の錯覚/「テロとの闘い」から「大国との闘い」へ転換/軍拡する上で製造業の空洞化が深刻な課題/北朝鮮を軍事的に叩けない本当の理由/首相官邸を一瞬に制圧されたらおわり/尖閣の次に危ないのが対馬/米軍は弱くなった?/中国を経済的に封じ込めるべき/GDP1%の防衛費は少なすぎる/日本周辺を守る第七艦隊の駆逐艦は僅か8隻/日本は四方面での対応が必要/「たまに撃つ 弾が無いのが 玉に傷」は不変のまま/安倍政権は縦割り行政打破の狼煙を上げる

 

第4章 日本人のための「日本の歴史」を取り戻そう

毎朝、ご飯が食べられる奇跡/インドネシアより経済発展した謎/「日本人は何者なのか」を考える/「アホ」でも「オッケー」のAO入試は国を滅ぼす/自虐史観を捨て誇りと自信を取り戻せ/日露戦争は人類のエポックメーキング

 

第5章 インテリジェンスなき日本でいいのか

日本人はインテリジェンスが苦手か/情報を軽視したトップの責任/アメリカの卓越した偽装工作/ミッドウェー海戦で日本海軍の動きは読まれていた/米国は日本民族を徹底調査、日本は英語使いを一兵卒扱い/熟練工を戦地に行かせたために稼働率が低下/「ゼロ戦」を牛車で運ぶ愚かさ/「部分最適」より「全体最適」を優先すべきだったのに/日本のハイテク企業が衰退した理由とは/これからは「ダイム(DIME)」の時代だ──軍人は経済、金融政策に関心を持て/日本陸軍と日本海軍の対立/「言霊信仰」が大東亜戦争敗因と原発ミスのキーポイント/「ダチョウの平和」はもう通じない

 

第6章 コミンテルンの亡霊に怯えるな。しかしデュープスを注視せよ

ソ連に乗っ取られていた「ホワイトハウス」/司法・最高裁判事の任命をめぐる戦争/昔「赤狩り」、今「鷹狩り」/軍人が政治家になるメリットとは/ 百田さんが政府広報官になる日/「ヴェノナ」で歴史解釈は修正されて当然/対日占領政策策定に関与したノーマンはソ連スパイ?/ニューディーラー派と反共派の抗争/日本の共産化を食い止めた昭和天皇/昭和天皇の全国御巡幸に国民が大歓声/戦争に負けて日本は平和になったというのはウソ/ソ連のスパイが日米分断に動く/スパイは大将(大統領)を操る/ 「天皇制」廃止のためのビッソンの地雷/日本には「デュープス」が一杯いる/東大法学部は「デュープスの総本山」か/エリート官僚と共産主義の思考は底辺でつながっている/日米が連携すれば「歴史戦」でも負けない

 

おわりに──インテリジェンスの重要性を知ってください 江崎道朗

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