・喫煙者はコロナウイルスの免疫力を持っている?
・血圧もコレステロールも高くても大丈夫!
・ダイエットも粗食もジョギングも体に悪い!
・クスリを飲むほど病気が治りにくくなる!
・タバコと肺ガンには因果関係はありません!
・ちょい太めの人の方が長生きします!
免疫力アップでコロナに打ち勝ち「健康長寿」で過ごすための7つの習慣とは──
1.食事は何でもほどよく食べる
2.運動はちんたらとやる
3.いつも能天気に構える
4.一日一回「わはは」と大笑い
5.仲間を大事にする
6.異性に心ときめく
7.夜遊びはしない
著者プロフィール
順天堂大学医学部特任教授。アトピー疾患研究センター長。1942年生まれ。千葉大学大学院医学研究科修了。医学博士。スタンフォード大学留学、東京大学医学部講師を経て、順天堂大学医学部教授、同大学医学部長を歴任。サプレッサーT細胞の発見者。ベルツ賞、高松宮奨励賞、安田医学奨励賞、ISI引用最高栄誉賞、日本医師会医学賞などを受賞。免疫学の国際的権威である。
目次
はじめに──免疫力アップでコロナに打ち勝とう!
序章 二十一世紀は〝心の世紀〟
二十世紀の薬の三大発見
いい加減で楽観的な人ほど長生きする
自己犠牲的で自分の感情を抑える「いい人」はがんになりやすい
健康管理に真面目な人は短命?
「いい人」をやめて、身勝手でマイペース人間に
第1章 自分でできる免疫力アップ
免疫の基本はリンパ球
T細胞、B細胞は年齢にも気分にも左右されない
がん細胞をやっつけるのがNK細胞
NK細胞はネガティブなストレスのときにがくんと下がる
NK細胞は昼は高くて夜は低い
五十代になったらNK細胞を活性化する生活を
笑うことでNK活性が上がり、コロナにも打ち勝てる
ほどほどの「ちんたら運動」が体にいい
第2章 薬と医者は遠ざける
⑴ 血圧もコレステロールもある程度高くて大丈夫
風邪とインフルエンザはまったく違う病気
なぜコレステロールが悪者になったのか
悪玉コレステロールも大事な役割をしている
コレステロール値が低いとがんになる危険が高くなる
コレステロール値が高いと感染症にも生き残れる
総コレステロール値は三百㎎/dl以下なら放っておいていい
血圧は百八十以下なら気にする必要はない
⑵ 粗食信仰とタバコ悪者説の大間違い
ちょい太めの人のほうが長生きする
バラエティ豊かに好きなものを食べる
ダイエットも粗食も体に悪い
タバコと肺がんには因果関係はない
ニコチンはストレスを解消させる
五十歳まで吸い続けてきた人は吸い続けていい
⑶ 薬も医者もできるだけやめる
薬を飲むほど病気が治りにくく、危険が高くなる
「薬は飲まない」「医者にはかからない」が一番の健康法
検査で注意すること、しなくていいこと
がんになってしまったら……
七十歳以上であれば、がんは放っておいても余命は変わらない
第3章 病気と免疫の関係
マクロファージと顆粒球の役割
T細胞には攻撃を仕掛けるものや抑制するものがある
T細胞は地上軍、B細胞はミサイル発射
がん細胞を見つけ死滅させるNK細胞の発見
NK細胞発見の裏話
NK活性が低いとがんになりやすい
新たながん治療への光明、NKT細胞
怖い免疫不全
自分を守るべき軍隊が自分を攻撃してしまう「免疫病」
新型コロナウイルスで花粉症が止まる?
アトピー性皮膚炎と石鹼
第4章 ちょい不真面目な人は病気にならない
⑴「若返り」の薬よりも、ちんたら運動で「健康長寿」
「長寿」を犠牲にしても「不老」を求める人たち
たんに長生きするだけならば方法はある
アンチエイジング治療は危険が大きい
成長ホルモンで若返る?
五十歳過ぎたら運動のやり過ぎは禁物
体育会系出身者のほうが寿命が短い
週三時間以上の運動で細胞の寿命が長くなる?
「ちんたら運動」が体にいい
⑵ 腸内を健康に保てば免疫力が高まる
粗食は体に悪い、歳をとっても肉も魚介類も何でも食べる
納豆、キノコ類はNK細胞を活性化する
腸内には免疫細胞の七〇%が集まっている
小腸は脳の支配を受けない
高齢になるほど腸内の善玉菌が少なくなる
乳酸菌が長寿に効果
体を温めるとNK細胞が活性化する
⑶「いい人」をやめれば病気にならない
感情はためこまないで解放させる
仲間をつくるようにする
「いい人」をやめればストレスはたまらない
独身者は寿命が短い
男性が健康で長生きするには、そばに女性がいることが必要
お金と権力への執着が強い人ほど長生きする
脳と免疫
「健康長寿」への七つの習慣