中国の人権弾圧に「ノー」と言える日本になろう!
ウイグル人たちの「命がけの証言」に応えて、ナチス・ヒトラーにも匹敵する習近平・中国共産党によるウイグル弾圧を、清水ともみ氏がマンガで告発。描き下ろしの新作(「日本への『夢』を奪われて……アイトゥルスン・エリさん」)に加え、楊海英氏(静岡大学教授・司馬遼太郎賞受賞者)との告発対談も収録。文化的なジェノサイド、恐るべき臓器狩り、強制収容所の実態が今明るみになる!
著者プロフィール
静岡県出身。1997年、講談社『Kiss』にてデビューし、作家活動を始める。子育てに専念した後、イラスト動画制作に携わる。2019年4月にウイグル弾圧の実態を描いた『その國の名を誰も言わない』、同年8月に『私の身に起きたこと〜とあるウイグル人女性の証言〜』をTwitterにて発表。大きな反響を得て、海外を中心に多くのメディアが紹介。米国務省の広報HPなどに掲載される。著書『私の身に起きたこと ~とあるウイグル人女性の証言~』(季節社)。
目次
序章 「命がけの証言」に応えて描きました 清水ともみ/楊海英
ナチス「アウシュビッツ」に匹敵する蛮行は許されない
神さまが描けと言ってくれたのです
文化的な脅迫・ジェノサイドで骨抜きにされるウイグル
中国はヒトラー同様の酷いことをしている
日本人が、中国に「恩」や「負い目」を感じる必要はない
「臓器移植先進国」の背後にある闇を見ない日本のメディア
中国や北朝鮮の人権弾圧には沈黙する自称「人権団体」
第一章 私の国の名は東トルキスタン
──その國の名を誰も言わない
「赤狩り」より怖い中共の「臓器狩り」には沈黙?
第二章 「ウイグル族」と呼ばないでください
──私の身に起きたこと とある在日ウイグル人女性の証言(グリスタン・エズズ)
「中国の噓を無邪気に信じてしまう」
第三章 「強制収容所」を生き延びて……
──私の身に起きたこと とあるウイグル人女性の証言2(グリバハル・ジェリロワ)
文革と同じ過ちを繰り返す中共
第四章 「習近平が大好き!」を唱和させられて
──私の身に起きたこと とあるカザフ人女性の証言(セイラグリ・サウトバイ)
大坂なおみ選手の同情の眼は、黒人にだけ向けられるのか?
第五章 戻らない家族への思い……
──私の身に起きたこと とある在日ウイグル人男性の証言(ムハラム・ムハンマドアリ)
国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思わない人々がいる?
第六章 スパイになれと強要されて
──私の身に起きたこと とある在日ウイグル人男性の証言2(ハリマト・ローズ)
「中国に毅然とノーを言える日本」
第七章 日本への「夢」を奪われて……
──アイトゥルスン・エリさんの話
ウイグル(東トルキスタン)の話
あとがき 中国共産党による弾圧に苦しむ人のために