陸上自衛隊に新装備が誕生した。その名は「16式機動戦闘車」。8輪のタイヤに戦車に比肩する大砲を積んだ、全く新しいコンセプトで開発された戦闘車両だ。
その特徴は日本全国に張り巡らされる道路網を縦横無尽に走行する機動性と、航空自衛隊の最新輸送機C-2にも積載できる軽量化。そして最新の射撃統制装置を搭載した74式戦車同等の105ｍｍ戦車砲。この車両は離島防衛する上で頼もしい装備なのだ。
戦車教育のメッカ富士学校では、この最新装備をいち早く戦力にするため、乗員教育が急ピッチに行われていた。本編では「BOC」と呼ばれる小隊長教育に密着し、「16式機動戦闘車」の実力に迫る。