謹告 『WiLL』誌名 争奪戦の内幕
ご報告
日頃より小誌『WiLL』をご愛読いただき、誠に有難うございます。
創刊以来『WiLL』で通して参りましたが、いろいろと問題が生じました。
既刊『WiLL』12月号「編集後記」にてご報告致しましたが、紙幅の都合上十分な説明が出来ませんでしたので、改めてご報告いたします。
小社から分離した『Hanada』が飛鳥新社にて、なんと当初『WiLL』または『New WiLL』の誌名を強行しようと致しました。『WiLL』は弊社が十数年使ってきた商標であり、そのような不法行為が法治国家で許されるはずがありません。
この行為は弊社が商標登録の更新手続きを一時怠ったことによって生じた「空白の期間」を狙いすました狡猾な行為でありました。ちなみに商標登録は10年に一度更新することになっています。
さらに、この空白の期間にW社が雑誌・書籍部門とは異なるものの「WiLL」の商標登録をし、弊社も含めて三つ巴の争いになりました。飛鳥新社との争いについては別紙『新文化』の記事をご覧ください。
飛鳥新社は名刺まで用意し、『WiLL』の誌名で著者への挨拶までするという周到ぶりでした。非常識を超えていることは言うまでもありません。
なお、W社とは2年猶予の係争の後、当たり前ではございますが、この度(10月)当方の商標「WiLL」が永続的に使用できることが法律上、決着致しましたのでご報告致します。
この間、筆者・読者の皆様にはご迷惑、ご心配をおかけしたことをお詫び申し上げるとともに、ご報告まで。
ワック株式会社
総務部
<資料1> 新文化 2016年3月31日付
<資料2> 飛鳥新社での準備
<資料3> 筆者宛挨拶文
<資料4> 飛鳥新社の『WiLL』名刺
<資料5> WiLL編集長 挨拶文 2016年4月2日