ガリレオX

「減災」災害から逃げる科学

BSフジ
本放送:10月10日(日)昼11:30~12:00
再放送:10月17日(日)昼11:30~12:00

 地震、火山、大雨、強風、日本という国は、あらゆる災害が発生する地球上で最も危険な場所に位置する国である。そんな災害と共に暮すことを運命付けられた、およそ一億二千万人の命を可能な限り多く救うため、今、積極的に研究されているのが「減災」だ。スーパーコンピューターやSNSを用いた減災研究の今と、熱海市で発生した土砂災害のメカニズムに迫ることで、これからの日本列島との付き合い方を考える。

熱海の土砂災害
 2021年7月3日に発生した熱海市伊豆山土砂災害の現地調査が行われた。調査を行なったのは静岡大学の北村教授だ。被災地に残る土を調べることで、土砂災害の全容が見えてくるという。現地調査からは、いったいどのような事実が浮かび上がってくるのだろうか?
熱海市伊豆山土砂災害の原因究明とその発生メカニズムに迫る。

災害大国日本のこれまでとこれから
 近年、異常気象による災害被害の全国的な拡大が懸念されている。しかしその一方で、災害の人的被害は、地震を除けば実は減少傾向にある。この理由を探ると、日本がこれまで経験してきた災害の歴史と、これからの災害対策への課題が見えてきた。

減災・災害が起きる前に
 災害による被害を出来得る限り減らすため、とある実験が行われた。
その実験とは、世界一の性能を誇るコンピューターを用いることで、ゲリラ豪雨が起きる未来を事前に予測する、というものだった。実験ではどのような成果があったのか?そして、少し先の未来を知る実験とどんなものだったのか?ゲリラ豪雨予測実験の全貌に迫る。

減災・災害が起きてから
どこでどんな被害があるのか?何に困っているのか?災害が発生したとき、すべての人にとって欠かせないものになるのが“情報”だ。そういった災害の情報をいち早く集約し、共有するためのシステムが日本で開発されている。その中には私達の生活に身近な“Twitter”や“LINE”を利用したものまで存在するという。開発が進む災害情報システムは、私達の生活に何をもたらすのだろうか?最先端の減災研究を取材した。


主な取材先
北村 晃寿さん(静岡大学)
原田 賢司さん (静岡大学)
三好 建正 さん(理化学研究所)
大竹 清敬さん(情報通信研究機構)

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