熱海の土砂災害
2021年7月3日に発生した熱海市伊豆山土砂災害の現地調査が行われた。調査を行なったのは静岡大学の北村教授だ。被災地に残る土を調べることで、土砂災害の全容が見えてくるという。現地調査からは、いったいどのような事実が浮かび上がってくるのだろうか?
熱海市伊豆山土砂災害の原因究明とその発生メカニズムに迫る。
災害大国日本のこれまでとこれから
近年、異常気象による災害被害の全国的な拡大が懸念されている。しかしその一方で、災害の人的被害は、地震を除けば実は減少傾向にある。この理由を探ると、日本がこれまで経験してきた災害の歴史と、これからの災害対策への課題が見えてきた。
減災・災害が起きる前に
災害による被害を出来得る限り減らすため、とある実験が行われた。
その実験とは、世界一の性能を誇るコンピューターを用いることで、ゲリラ豪雨が起きる未来を事前に予測する、というものだった。実験ではどのような成果があったのか?そして、少し先の未来を知る実験とどんなものだったのか?ゲリラ豪雨予測実験の全貌に迫る。
減災・災害が起きてから
どこでどんな被害があるのか?何に困っているのか?災害が発生したとき、すべての人にとって欠かせないものになるのが“情報”だ。そういった災害の情報をいち早く集約し、共有するためのシステムが日本で開発されている。その中には私達の生活に身近な“Twitter”や“LINE”を利用したものまで存在するという。開発が進む災害情報システムは、私達の生活に何をもたらすのだろうか?最先端の減災研究を取材した。
主な取材先
北村 晃寿さん(静岡大学)
原田 賢司さん (静岡大学)
三好 建正 さん(理化学研究所)
大竹 清敬さん(情報通信研究機構)