ガリレオX

蜘蛛の”妙”に魅せられて ”クモ糸研究”最前線

BSフジ
本放送:11月24日(日)昼11:30~12:00
再放送:12月01日(日)昼11:30~12:00

全身を毛で覆い、糸を張り巡らせて獲物を狙う奇怪な生き物“蜘蛛”。その姿・生態ゆえ、この生き物を忌み嫌っている人は少なくない。しかし、日本の文学・演芸・美術には古くから蜘蛛を題材にした作品が多く存在する。いったい彼らは蜘蛛の何に魅了されたのか?  また、産業界では蜘蛛の糸を人工的につくるベンチャー企業が登場!夢の繊維と言われるその新素材は、鉄より硬く、ナイロンよりしなやかで、300度の高熱にも耐えるという。この新素材にはどんな可能性が? そんな蜘蛛の不思議と最新研究に迫った。これを見れば、あなたも蜘蛛の“妙”に魅せられるかも。

クモの糸でバイオリン?
 現代文学の巨匠、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」では主人公がクモの糸に掴ってぶら下がる有名なシーンが存在する。クモの糸が人間の全体重を支えることは果たして可能なのだろうか。そしてクモの糸にはまだまだ思いもよらぬ能力が隠されているようだ。

クモの巣の謎
 ご存知のような規則正しい幾何学模様を見せるクモの巣。思いもよらぬ所に張り巡らされ、驚かされることも多いこのクモの巣は、いったいどのようにして作られているのだろうか。実は、ごく簡単な規則性のみによって形作られていくのだという。クモの巣作りの妙技とは?

クモと人類
 いまだに新種が次々と発見されているクモは、遡ればギリシャ神話にも登場している。日本では最古の歴史書である日本書紀にもクモは登場し、その存在感を示している。人々は蜘蛛をどのように捉えてきたのだろうか。

クモの糸が世界を救う?
 山形県のとある企業がクモ糸の組成に着想を得た繊維の開発で、いま世界中の注目を集めている。この新技術は現代社会の抱える問題を解決することにもつながるという。
 奇妙奇天烈なその生態と、神秘なるクモ糸の可能性に迫る。 


主な取材先
大崎 茂芳さん(奈良県立医科大学)
中田 兼介さん(京都女子大学)
奥村 賢一さん(国立科学博物館)
菅原 潤一さん(Spiber)

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