ガリレオX

ドローン研究最前線 空中を活用する新たな技術

BSフジ
本放送:06月26日(日)昼11:30~12:00
再放送:07月03日(日)昼11:30~12:00

私たちの頭上に広がる「空」。それは私たちにとって遠い存在であり、だからこそ、そこに多くの人は憧れを抱いている。そんな空の世界を、近年身近なものにしたのが「ドローン」だ。 ドローンを使えば簡単にダイナミックな空撮をすることができる。今やその普及は急速に拡大し、用途は更なる広がりを見せている。 このようなドローンの技術は近年目覚ましい進展を遂げ、今もなお、様々な研究が進んでいる。まさに今、ドローンによる空の革命が始まっているのだ。今後ドローンは社会をどう変えていくのだろうか?SF作品のような無数のドローンが街中を飛び交う未来は訪れるのだろうか?空の世界を大きく変革するドローン研究の最前線に迫まる。

空から人を救うドローン!
緊張感がみなぎる火災現場、モクモクと立ち込める煙の先には1機のドローンが飛んでいた。その現場には消火ホースを持つ人に混じり、コントローラーを持つ人の姿が……。
静岡県焼津市の消防団には「スカイシュート」と呼ばれるドローン隊が存在している。山や川、海、住宅街など様々な場所が災害現場に一変した時、ドローンを操縦するというらしいが、一体どういうことなのだろうか?

ドローンによる新たな物流の形
 ピンポーンと鳴ったインターホン、ドアを開けると待っていたのは配達員でなくドローンだった⁉という未来がやってくるかもしれない。
 陸路でもなく、水路でもなく、空路を用いた物流。確かにドローンが配達をすることができればより利便的な社会になってくるとは考えられるが、果たして本当にそんなことが可能なのだろうか?その実現のために”ある実験”が行われた。

ドローン同士の譲り合い?安全性向上研究の今
 ドローンを活用する中で課題になるのが「安全性」だ。ドローンが上空を飛び交う未来が来た時、ドローンが事故を起こすことは避けなければならない。
そこで、ドローンの普及を見据えて今の進められているのが、ドローン同士の安全性をより高める研究だ。その1つが“衝突回避の技術。ドローンと別の飛行物体が接近するとドローンが自律的に回避するというものだ。一体どのような仕組みなのだろうか?安全性を向上させる最新研究に迫った。

飛行可能な領域の拡大。ドローンは次のステップへ
 ドローンの活動領域は屋外だけでなく屋内にも広がりつつある。大空だけではなく、建物内を安全に飛行させる研究が進んでいるという。その研究現場では3機のドローンが屋内で華麗に編隊飛行していた。屋内でドローンをどのように使うというのだろうか?
ますます広がるドローンの可能性。空の世界を大きく変えるドローン研究の最前線に迫る。


主な取材先
野波 健蔵さん(先端ロボティクス財団)
松田 隆志さん(情報通信研究機構)
山本 嶺さん(電気通信大学)
ハミングバード ドローンスクールお台場
焼津市消防団 ドローン隊「SKY SHOOT」

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