テレビゲームの歴史
テレビゲームが世の中に誕生してから半世紀になる。インベーダーブーム、ゲームセンターの流行を経て、1983年にファミリーコンピューターが発売され、日本の家庭用テレビゲームの歴史は始まった。その後、様々なゲーム機が生まれ、たくさんの名作ゲームソフトが作られた。そして、あるゲーム機の登場によってテレビゲームのグラフィック表現は革命的進歩を遂げる。
現代のゲーム機は科学技術の結晶
任天堂のWii、SONYのPS3、マイクロソフトのXbox360。そのどれもに、最先端の科学技術が惜しげもなく利用されている。新しい技術が家庭の中に受け入れられていくきっかけを、テレビゲームはつくってきた。さらに「通信機能」や「インターネット」を使った多人数ゲームプレイが、コミュニケーションツールとしてのテレビゲームの役割を明確にしつつある。
テレビゲームの面白さとは?
規則性を見抜き、繰り返しトライすることで上達していく喜びを得ることがテレビゲームの本質である。テレビゲームは人類が知恵を獲得してきた技法と重なり合う構造を持っている。裏技の発見は、プログラムのバグにさえ意味を与えるという知的行為とも言える。現在はインターネットを介して、ユーザーがゲームをオンラインで楽しみ、さらにプレイ動画を公開するなど、自己表現としてのゲーム環境が整いつつある。
シリアスゲームとは
ゲームをエンターテイメントの目的だけでなく、社会に役立てようとする展開がある。たとえばテレビゲームを教育と結びつけることで、どのような効能があるのだろうか? 実際の利用例から、その可能性が明確に見えてくる。
主な取材先
東京大学大学院 馬場章教授
週刊ファミ通 加藤克明編集長
ゲームデザイナー 斎藤由多加さん
国際大学GLOCOM 井上明人さん
マイクロソフト 井上正之さん



