蛍光タンパク質を使って、科学論争に決着!
ノーベル賞受賞で大きな話題となった緑色蛍光タンパク質GFP。これを使い細胞内にあるゴルジ体の活動を観察した研究者が、科学者を長年二分していたある論争に決着をつけた。GFPと顕微鏡を使って撮影された数秒の映像が、細胞内の謎を解決したのだ。
分子1個が動く様子を世界で初めて撮影!
理科の授業で使われる分子模型。しかし実物の分子1個を見た人は、科学者を含めこれまで誰一人いなかった。ところが最近、ひとつの分子が動く様子を撮影することに成功した研究者がいる。撮影は、太平洋で砂粒を探すような途方もない作業だったという。
モノとモノが接触すると溶けあい、離すと納豆のように糸を引く?
机に触れたとき、手と板は原子レベルでどのようなことが起こっているのか?リアルタイムに撮影された原子が接触する映像から、私達の感覚とはまるで違う驚異の世界が見えてきた。
主な取材先
中野明彦さん(理化学研究所)
中村栄一さん(東京大学)
末永和知さん(産業技術総合研究所)
木塚徳志さん(筑波大学)
鈴木義一さん(国立科学博物館)
古屋一夫さん(物質・材料研究機構)
日本電子
多摩六都科学館
国立国会図書館



