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暮らしに役立つ放射線 ゴーヤチャンプルーから最新がん治療まで

本放送:03月20日(土)昼15:47~19:30
再放送:03月28日(日)朝8:00~08:30

多くの人が「怖いもの」という漠然としたイメージを抱きがちな「放射線」。この放射線が、私たちの暮らしに様々な方面で役立てられていることはあまり知られていない。番組では、人気のゴーヤチャンプルー、見たこともない色のカーネーションづくり、安全な輸血用血液製剤、がん細胞のみを狙い打ちする最新がん治療など、意外な放射線利用の最前線を紹介する。

ゴーヤチャンプルー普及の陰に放射線あり!?
沖縄の郷土料理であるゴーヤチャンプルー。最近になって日本中で食べられるようになった背景には放射線の力があった。沖縄料理と放射線の意外な関係とは?

見たこともない色のカーネーション
カーネーションを品種改良には、イオンビームという放射線が利用されている。イオンビームは突然変異をピンポイントで誘発し、これまで無かった色のカーネーションを生み出している。

箱をあけずに滅菌できる
私たちが普段使っている食品容器、化粧品容器、ガーゼ、綿棒などのなかには、ガンマ線や電子線で滅菌されているものがある。放射線は物質を透過するため、製品を梱包したままで処理が可能だという。

輸血用血液製剤の安全性を守れ!
街の献血で集められる輸血用血液。実はここでも放射線の利用が不可欠になっている。作られた血液製剤に放射線をあてることで、これまで防げなかったあるリスクをゼロにすることが可能になったという。

がん細胞の中から放射線を出す「中性子捕捉療法」
従来のがんの放射線治療は、がん細胞付近の広い範囲に放射線を照射する方法が主だった。ところが、最新の中性子捕捉療法では、あらかじめがん細胞の中にがんを壊す“爆薬”を仕掛け、そこに中性子のビームを当てることで、がんのみを選択的に壊すことに成功している。


主な取材先
山名 元さん(京都大学原子炉実験所)
小野 公二さん(同上)
川端 祐司さん(同上)
田中 淳さん(日本原子力研究開発機構)
玉田 正男さん(同上)
岡村 正愛さん(キリンアグリバイオ)
梅津 浩さん(日本照射サービス)
南 陸彦さん(埼玉県赤十字血液センター)

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