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日本人の歩き方が変わった? 失われた江戸の歩きを探る

本放送:05月15日(土)昼15:57~19:30
再放送:05月23日(日)朝8:00~08:30

腕を振り、カカトから着地する私たち現代人の歩き方は、実はある時代から意外な理由で日本中に広まったものだという。江戸の絵巻物を検証すると、町を歩く人々の手足の動きが、現代人とは明らかに違っていた。番組では、日本人を撮影した最古のフィルムや絵画資料、江戸から伝わる礼儀作法と身体技法の中に、失われた歩き方の手がかりを探る。

「歩く」とはどんな運動か?
現代人の歩き方は、脚を出すときに腕の振ることで効率的に前に進む。そのとき基点となるのは、腰の「ある動き」だという。

進化する歩行
ヒトの祖先は現代人と歩き方が違っていた。ところが、生活環境の変化によって、現代人にも受け継がれている「ある進化」が起こり、歩き方が変わったという。

日本人の歩き方は輸入された?
現代の日本人の歩き方は、百数十年前に輸入され、学習されたものだという。明治の近代化によって、どんな歩き方が輸入されたのか?

江戸の日本人はどのように歩いていた?
江戸時代の絵画を分析すると、町を歩く人々の手足の動きが、現代人とは明らかに違っていた。絵から読みとれるような歩き方は本当にあったのか?

体型・着物・履き物と歩き方
現代人とは違う江戸の人々の歩き方は、体型や着衣、履き物による制約を受けていた。古来からの歩きと輸入された歩きが中途半端に入り交じった現代人の歩行には、ある問題が起きていた。


主な取材先
青木俊也さん(松戸市立博物館)
足立和隆さん(筑波大学)
長谷和徳さん(首都大学東京)
馬場悠男さん(国立科学博物館)
三宅秀敏さん(アスリートクラブ)
矢野龍彦さん(桐朋学園大学)
山根一郎さん(椙山女学園大学)

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