
仏教 始まりの地
釈迦の生誕地、ネパール・ルンビニ周辺には、数多くの遺跡が残る。
発掘の舞台となるのは2つの遺跡。幼少期を過ごし出家したとされるティラウラコット遺跡。
釈迦が悟りを開いたのち帰郷し、父と再会したと伝わるクダン遺跡。
それらの池の底に眠る“2600年前のハスの種”を探し出す。

ハスという植物の謎
2600年前のハスの種が、ネパールの地に眠っている可能性が本当にあるのだろうか?実はハスの種は、数千年の眠りを超えて発芽することがある。
その実例が「大賀ハス」。千葉県にある縄文時代の遺跡と考えられている落合遺跡で発見された約2000年前の種から開花した古代ハスだ。ネパールの地に眠る2600年前のハスも決して夢物語ではない。

四苦八苦の発掘調査
乾季の2月を狙った発掘。しかし現場では、予期せぬトラブルが次々と襲いかかる。異国での挑戦は苦難の連続。それでもネパールの未来のため、世界中の仏教徒のため、歩みを止めず挑み続ける。

ルンビニで希望の種まき
プロジェクトのもう一つの目標、それは仏教の聖地ルンビニを、ハスの花で満たすこと。
貧困や環境問題など、課題を多く抱えるネパール。その未来への希望となる象徴を咲かせるために挑戦を続ける僧侶の姿に密着!!

主な取材先
高畑公紀さん(高野山真言宗 生蓮寺)
村上東俊さん(法華宗 惣持院 本妙寺)
Sanu Raja Shakyaさん(ルンビニー開発トラスト)