いま注目を集めるWEBサイト“Lab BRAINS(ラボ ブレインズ)”
設立からおよそ2年でひと月のアクセス数が80万を超えるまでに急成長を遂げている科学メディアが、科学機器の企画販売を行うアズワン社が運営しているLab BRAINS[ラボブレインズ]だ。最新の科学論文の解説や子供向けの科学記事など、あらゆる科学情報を記事にしているこのサイトだが、メディアとして情報を発信するだけでなく科学者同士で情報交換することができるコミュニティサイトを準備しているという。
マンボウの本当の姿とは
その風変わりな姿で知られるマンボウ。このマンボウが実に弱い生き物であるという都市伝説(=マンボウ最弱伝説)を聞いたことのある人も多いのではないだろうか。しかし、そんな風説を否定する人物がいる。日本唯一のマンボウ専門研究者で、ラボブレインズ設立当初からマンボウの連載記事を執筆し続けている澤井さんだ。澤井さんに私たちの知らないマンボウの“本当の姿”を聞いてみた。
電線に近づけるだけで発電ができる“磁界振動発電”
大学や企業の持つ独自技術を紹介するページで気になる記事を見つけた。日本各地、ありとあらゆる地で目にすることができる電柱、そして電線。電気を津々浦々に送り届けるためのこの電線に、近づけるだけで発電することができる『磁界振動発電』と呼ばれる技術が開発された。これによって電線に特別な工事を施すことなく電線の電気を使うことができるというが、どんな仕組みで発電するのだろうか?
カイコが“食べるワクチン”になる?
大学発のベンチャー企業を紹介するページでは、カイコを用いて医薬品を作り出す研究をしている会社が紹介されていた。5,000年以上も前から人と歴史を共にしてきた『蚕(カイコ)』。このカイコが吐き出すタンパク質の糸(=繭糸)は紀元前から親しまれ、より多くの糸を採取するために品種改良が重ねられてきたが、この会社が用いるのは繭糸ではなくカイコの『蛹』だそうだ。また会社では現在、カイコ自体を“食べるワクチン”にする研究を進めているというのだが、それは一体どういうことなのだろうか?
主な取材先
澤井 悦郎さん(海とくらしの史料館・マンボウなんでも博物館)
吉村 武さん(大阪公立大学)
谷口 雅浩さん(KAICO株式会社)
アズワン株式会社