真の忍者像をさぐる忍者学
忍者は誰もが知っている言葉だ。忍者といえば、特殊な武器を操り、敵を蹴散らすといたイメージかもしれない。しかし、その姿は本当に正しいのだろうか。そんな忍者の真の姿を探る為の学問が「忍者学」だ。忍者学では、古い時代の忍術書や古文書などを紐解きながら忍者の本当の姿を解き明かそうとしている。
古文書で明かされる忍者
そもそも忍者とはどのような存在だったのだろうか?忍者学によってその姿が少しずつ明らかになっている。江戸時代の古文書から解き明かされたのは当時の忍者の給料だった。さらに歴史をたどると忍者の仕事内容は、時代とともに異なっていたことがわかってきた。戦国時代の忍者はある特殊な任務を任されていた。
忍者は当時の最先端科学を身につけていた
忍者学では、様々な忍術書に記された忍術の解明にも取り組んでいる。その研究から見えてきたことは、忍者が当時の最先端の科学的な知識を身につけていたことだった。
東西南北の方角を知るための忍術や、一週間以上もの潜伏任務を可能とする忍者の携帯食などから忍者の驚くべき科学的知識が明らかになってきたという。そこから、見えてきた「しのび」の本当の姿の意味とは?
忍者の実像
様々な忍者を駆使して、任務を遂行していた忍者。そんな忍者には厳しい掟があった。なぜ忍者は、厳しい掟を自らに課してまで、死と隣り合わせの危険な任務に挑んだのか?そこには平和を願う忍者の想いがあった。
忍者とは一体どのような人々で、どのように生きていたのか?その真の姿に迫る。
主な取材先
三重大学
伊賀流忍者博物館