暮らしの中で発生する災害 “火災”
いつ、どこで発生するかわからない火災。その原因は、日常のちょっとした油断によることが多い。火災を発生させないためには、調理などで火を使う場合は目を離さない、モバイルバッテリーに異常を感じたら使用しないなど、防火意識を高めることが重要だ。しかし、それでも火災を完全になくすことはできないだろう。
もし火災に遭遇したら、迅速に火を消して被害の拡大を抑えるしかない。発見が早く、火が小さい場合ならば、消火器を使って火を消し止められる可能性が十分にあるという。火災を発見したときに取るべき行動を聞いた。
爆発の力を利用した新たな消火方法
消火器や消火栓、スプリンクラーなど、私たちが暮らす場所には様々な消火設備が備えられている。そうしたなか弘前大学では、もっと早くより効率良く消火する方法の探索が進められている。その一つが、爆発の力を利用した消火方法の研究だ。爆発によって水を効率良く燃えている場所に届ける方法や、なんと爆薬を爆発させたときに発生する爆風を使った方法が研究されている。近年、増加している森林火災などの消火を念頭においた「消火の種」が研究されている現場を訪ねた。
消防隊の活動を支援する “市街地火災延焼シミュレーション”
火災現場で消火活動を行う消防隊を支援するコンピュータプログラムが開発されている。消防研究センターで開発された「市街地火災延焼シミュレーション」というソフトウェアは、コンピュータに取り込んだ地図の上に、火災が時間とともに周囲の建物へと延焼する様子を表示する。この市街地延焼シミュレーションは、既に実際の消防隊に提供され、消火活動の計画を立てる訓練などに用いられているという。そしていま、さらなる改良が進められている。延焼のシミュレーションの精度をより高め、さらに消防隊の消火能力を計算する機能が追加された。火災の被害をより最小限に抑えるために進められている研究を探る。
主な取材先
小島 陽介さん(東京消防庁本所防災館)
鳥飼 宏之さん(弘前大学大学院)
高梨 健一さん(消防研究センター)






