基礎から学ぶ“竹内薫の放射線講座”
どんな元素が放射能を持っているのか?原発事故で何が起きたのか?細胞に放射線が当たると何が起きるのか?
これから放射線を知る上で、知っておきたい基礎的な情報を竹内薫氏が分かり易く解説。
放射線はいつから存在するのか
そもそも放射線はいつから存在するのか。また世界には日本よりはるかに自然放射線量の高い地域が存在するが、健康に悪影響はないのか。今回はブラジルの保養地ガラパリを緊急取材し、自然放射線の実情をレポートする。
放射線防護の考え方とは
昨今インターネット等では放射線に関する様々な見解が飛び交っている。こうした中で政府は何を元に放射線に関する規制を行っているのか?またその規制はどのような科学的根拠によって策定されているのかなどを、放射線防護に関する勧告を行う国際学術組織、ICRPで元主委員を務められた日本アイソトープ協会・佐々木康人常務理事をお訪ねし、詳しくお話を伺う。
低線量被曝と発がんのリスク
チェルノブイリの原発事故後、子供の甲状腺がんがみつかったが、福島での事故では私たちの体にどれほどの影響が出るのか?子供への影響は大丈夫なのか?政府は計画的避難区域の基準値を年間20ミリシーベルトとしているが、一方医学的には年間100ミリシーベルト以下の被ばく線量では、ガンになる確率が上がるというデータはないとも言われている。こうした中で私たちはどのように放射線と向き合えばよいのか。
主な取材先
佐々木康人さん(日本アイソトープ協会)
東京都健康安全研究センター
国立科学博物館
福島県総合農業センター
ガラパリ(ブラジル)



