ガリレオX

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知っておきたい放射線の話

BSフジ
本放送:05月06日(日)昼12:07~10:00

福島の原発事故から1年が経過したが、放射線への不安は消えない。今私たちに最も必要なのは、何よりも放射線や放射能について正しく理解することである。今回は科学作家の竹内薫氏をナビゲーターに迎え、「放射線とは何か?」「その健康影響のメカニズムはどのようになっているのか?」を科学的視点から探り、私たちが放射線とどう向き合えばいいのかについて考えてゆく。幼い子供を持つ竹内氏自身が、視聴者の代表として放射線の子供への影響や政府の食品安全基準の受け止め方などを専門家に尋ねレポートする。 竹内薫 1960年、東京都生まれ。筑波大学附属高等学校卒業、東京大学教養学部教養学科卒業(科学史・科学哲学専攻)、東京大学理学部物理学科卒業、マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学理論専攻)。サイエンス作家として、科学読み物、小説、エッセイ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に『99.9%は仮説』、『超ひも理論とはなにか』、『「ネイチャー」を英語で読みこなす』など。

基礎から学ぶ“竹内薫の放射線講座”
どんな元素が放射能を持っているのか?原発事故で何が起きたのか?細胞に放射線が当たると何が起きるのか?
これから放射線を知る上で、知っておきたい基礎的な情報を竹内薫氏が分かり易く解説。

放射線はいつから存在するのか
そもそも放射線はいつから存在するのか。また世界には日本よりはるかに自然放射線量の高い地域が存在するが、健康に悪影響はないのか。今回はブラジルの保養地ガラパリを緊急取材し、自然放射線の実情をレポートする。

放射線防護の考え方とは

昨今インターネット等では放射線に関する様々な見解が飛び交っている。こうした中で政府は何を元に放射線に関する規制を行っているのか?またその規制はどのような科学的根拠によって策定されているのかなどを、放射線防護に関する勧告を行う国際学術組織、ICRPで元主委員を務められた日本アイソトープ協会・佐々木康人常務理事をお訪ねし、詳しくお話を伺う。

低線量被曝と発がんのリスク

チェルノブイリの原発事故後、子供の甲状腺がんがみつかったが、福島での事故では私たちの体にどれほどの影響が出るのか?子供への影響は大丈夫なのか?政府は計画的避難区域の基準値を年間20ミリシーベルトとしているが、一方医学的には年間100ミリシーベルト以下の被ばく線量では、ガンになる確率が上がるというデータはないとも言われている。こうした中で私たちはどのように放射線と向き合えばよいのか。


主な取材先
佐々木康人さん(日本アイソトープ協会)
東京都健康安全研究センター

国立科学博物館

福島県総合農業センター

ガラパリ(ブラジル)

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