ガリレオX

高井先生

宇宙が語る生命 アストロバイオロジー最前線

BSフジ
本放送:09月09日(日)朝08:48~10:00
再放送:09月16日(日)朝9:30~10:00

生命は“いつ”“どこで”“どのように”誕生したのか?  地球上の最初の生命は深海底の熱水噴出孔付近で生まれたという説が有力とされてきた。しかし、その材料となったアミノ酸などの有機物は宇宙で合成され地球に運ばれたという説がある。近年、隕石や彗星にアミノ酸が発見され、さらに観測によって宇宙空間に有機物が発見されるなど、この説を裏付ける証拠が次々と見つかっている。次第に明らかになりつつある生命誕生のシナリオを探る。

地球生命はどこで誕生したのか?
現在、地球の生命が誕生した場所として有力な候補に挙がっているのは深海底の熱水噴出孔である。最近、その深海熱水噴出孔で地球最古の生態系を形作っていたと思われる微生物が発見された。地球上の生命が誕生したといわれる場所はどのような姿をしているのだろうか?最古の生態系とはどのようなものなのだろうか?

生命の材料はどこでつくられたのか?
生命誕生の材料となった有機物はどこからきたのだろうか?この謎に対して様々な研究から、そうした有機物が宇宙で作られたのではないかという説が有力となってきた。それを裏付ける証拠とは?

アストロバイオロジー研究の最前線!
本当に宇宙で生命の材料が作られたのか?これを検証する取り組みとして現在、南米のチリ共和国北部の高原に建設されているアルマ望遠鏡では、星間でのアミノ酸を発見しようとする取り組みがはじまっている。また宇宙の環境を実験室で再現し、有機物が合成されるメカニズムを調べようとする研究やさらには宇宙空間の有機物を直接捕まえようというプロジェクトが進んでいる。そうした研究の最前線に迫る!

地球生命は特別な存在なのか?
もしも生命の材料が宇宙でつくられたのであれば、地球以外の場所にも生命が誕生していてもおかしくはない。
現在NASAが火星に向けて探査機「キュリオシティ」を飛ばし、生物が体を作るのに必要な有機物の存在を探るなど、生命の痕跡を発見しようとする取り組みに人々の関心が寄せられている。
いま本格的にはじまった地球外生命の痕跡を探る研究の意義とは?


主な取材先
小林憲正(横浜国立大学)
東俊行(理化学研究所)
高井研(海洋研究開発機構)
山岸明彦(東京薬科大学)
大石雅寿(国立天文台)
田村元秀(国立天文台)

高井先生電波望遠鏡冷凍機小林先生
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