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大陸移動説から100年 新たなプレートテクトニクスをさぐる

BSフジ
本放送:01月13日(日)昼13:57~10:00
再放送:01月20日(日)朝9:30~10:00

1910年代初頭に提唱された「大陸移動説」。それから100年たった現在でも「大陸がどのようなメカニズムで移動し続けているのか?」という謎は解明されていない。 今、東京大学地震研究所と海洋研究開発機構が研究チーム組み、観測研究によってこの謎に迫ろうとしている。彼等の観測場所は北西太平洋の6000メートル級の深海底だ。海底に最先端の観測装置を設置し、その観測データから地球内部を探り、大陸が移動する仕組みを解き明かすのだ。 最先端の観測技術によって大陸移動の真相に迫れるのか? 長年の謎に挑む海洋調査を追った。

我々の暮らす大陸は動いている!
1910年、ドイツの気象学者ウェゲナーは、「大西洋両岸の海岸線の形が良く似ている」というアイデアを元に「大陸移動説」を発表した。今やこの仮説から発展したプレートテクトニクス理論によって、大山脈ができる仕組みや、地震のメカニズムが説明できるようになった。

100年間の謎 どのようにして大陸は動いているのか?
しかし、ウェゲナーの「大陸移動説」から100年間、いまだに分かっていない大きな謎が残っている。それは、そもそも大陸はどのようにして動いているのか?という肝心のメカニズムが分っていないのだ。

世界唯一の深海底調査がはじまった
2012年8月、この長年の謎に挑む深海底調査が日本で始まった。まったく新しい発想から世界一の観測精度をもつ機器を開発し、太平洋の深海に設置する試みだ。世界最先端を走るダイナミックな深海底調査を追う!

“ふつうのマントル”を探せ!
大陸が移動する謎の重要なカギを握る場所は“ふつうのマントル”と呼ばれている海域だ。しかし“ふつうのマントル”は変化が非常に少ないため、その場所を探るには従来の観測精度を大きく向上する必要があった。果たして、調査チームは“ふつうのマントル”を見つけることができるのだろうか?


主な取材先
・深尾良夫(海洋研究開発機構)
・歌田久司(東京大学地震研究所)
・川勝均(東京大学地震研究所)
・塩原肇(東京大学地震研究所)
・一瀬建日(東京大学地震研究所)
・馬場聖至(東京大学地震研究所)

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