地平線に近い月が、頭上にあるときより大きく見える…
こんな経験をしたことはありませんか?
普段私達が生活する上で「錯覚」という現象は非常に身近なものですが、何故起こるかという疑問は解決しないままということ、よくありますよね。今回こういった疑問が今、科学的に解明されてきたのです。
「錯視」を体験したとき私達の脳内は
右の画像(※画像2)、実は同心円状の図形なのですが、渦をまいているように見えませんか?こういった「錯覚」を「錯視」といいます。錯視を見ている時、脳で何が起こっているのか。
fMRIを使って脳の中を覗いてみると?
渋滞と錯覚?
せっかく休日なのに渋滞ってことよくありますよね。明治大学特任教授の友枝明保さんは、道路で起きる錯覚を解明することで車の渋滞を解消できないかと考えています。
果たしてその原理とは?
存在しない感覚を作りだす錯覚はマイナス?
普段のマイナスイメージが強い錯覚。
しかし私達の起こす錯覚という現象は脳の大事なシステムだということがわかってきました。そして同時に錯覚の利用方法も模索されています。錯覚を利用した未来とは。錯覚学の最前線に迫ります。
主な取材先
廣瀬通孝(東京大学)
一川誠(千葉大学)
蘆田宏(京都大学)
友枝明保(明治大学)
杉原厚吉(明治大学)
柏野牧夫(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)



