ペットボトルで売られる水道水?
カルキ臭くて、あまりおいしくないというイメージがある水道水だが、今やペットボトルに詰められて売られるほど、安全でおいしい水になっている。その理由は高度浄水処理という、オゾンと生物活性炭を組み合わせた先端技術だ。その浄水能力とは?
世界を救う!?日本の水処理技術
農業用水や工業用水など生産活動に必要な水の方が、実は飲み水よりも圧倒的に多い。世界的規模で進む都市化と予想される気候変動を考えたとき、将来的に水資源が足りなくなることが予測されている。すでに海水淡水化や下水の再生利用で世界から注目されてきた日本の水処理技術だが、さらに画期的な処理システムが新たに作り出された。
期待高まる海洋深層水の医療分野での活用
普段から産業利用されている表面の海水と異なり、水深200メートルより深くに分布する海洋深層水は実は海水のほとんどを占める膨大な水資源だ。この深層水の富栄養性や清浄性を利用したアワビの陸上養殖や、低温安定性を利用した工場の冷却など、多段的な運用がされている。さらに、深層水に含まれていたある予想外の成分が注目され、医療分野での活用が期待されている。
主な取材先
主な取材先
古米弘明教授(東京大学 工学研究科付属水環境制御研究センター)
常山幸一准教授(富山大学大学院 医学薬学研究部)
篠田猛さん(海外水循環ソリューション技術研究組合)
齊藤恭央さん(東京都水道局 金町浄水管理事務局)
新庄靖弘さん(駒沢給水塔風景資産保存会)
熊谷敬之さん(入善漁業協同組合)
島倉宏幸さん(株式会社ウーケ)



