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民生技術が生んだ国産戦車 “ヒトマル”が示す日本のハイテク

BSフジ
本放送:10月27日(日)昼14:39~12:00
再放送:11月03日(日)昼11:30~12:00

今、注目を集めている陸上自衛隊の最新鋭戦車“10(ヒトマル)式”。この“10式戦車”の最大の特徴は、初めて国産技術だけでつくられたハイテク戦車であること。しかも、その主要技術には民間で育った技術が使われている。戦車に秘められた、“ハイブリッド自動車”“月周回衛星かぐや”“日本刀”これら3つの基礎技術とははたして? 特別な撮影許可を得て戦車開発に携わった企業の現場を取材。純国産の最新戦車を軸にして、技術立国として必要な「技術の本質」を解き明かす。

初の純国産戦車“10式”
日本にとって初となる純国産戦車“10式戦車”の誕生。ハイテク戦車と称されるこの戦車には様々な民間技術が用いられた。一見特殊な技術に思える防衛装備品だがそこには意外にも私たちにとって身近な技術が潜んでいた。

Prius・かぐや・日本刀
月周回衛星“かぐや”、ハイブリッドカー“Prius”。これらの基礎技術を応用したものが 10式戦車には用いられている。しかし、その開発では民間で要求される性能をはるかに超える性能が求められた。はたして開発者はどのようにしてその要求を実現したのか?
また、“戦車”と聞いてまず思い浮かべる”主砲”。これまでに開発した4世代の国産戦車の中で最後まで国産化に苦悩したのが主砲開発だった。待望の主砲国産化の背景にあった“日本刀”の存在とは?

知られざる戦車開発の現場
10万点以上に及ぶ部品点数を最終的に戦車という製品として組み上げる三菱重工業。今回特別な許可を得て撮影した戦車開発の現場。そこでは普通の車とは異なる、戦車ならではの開発苦悩があった。

”ヒトマル”が示す日本のハイテク
独自の開発工場を持たない日本においてなぜ“10式”というハイテクな国産戦車を開発する事ができたのか? その全貌に迫ります。


主な取材先
防衛省技術研究本部
三菱重工業
日本製鋼所
池上通信機
多摩川精機
宇宙航空研究開発機構
志村幸雄(技術評論家)

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