はやぶさ2始動
宇宙が誕生して146億年、その間太陽系はどのようなメカニズムで形成され、また地球上の生命はどのようにして誕生したのか。そんな大いなる謎に迫るため日本で始動した先進的な探査計画、それが小惑星探査機“はやぶさ”のプロジェクト。 小惑星から物質を直接持ち帰るという世界初の仕事に成功した初代“はやぶさ”の偉業。その後継機である“はやぶさ2”の打ち上げが目前に迫っている。
謎の小惑星“1999JU3”
今回“はやぶさ2”が向かうのは未知の小惑星“1999JU3”。初代はやぶさの経験を活かし、よりパワーアップしたはやぶさ2が未知の小惑星1999JU3から本格的な“サンプルリターン(物質の持ち帰り)”に挑む!
太陽系と生命の歴史
太陽系で目立つ存在とはいえない小惑星に、なぜ科学者たちはその技術と知識を結集して探査機を送り込もうとしているのか?
それは地球をはじめとする惑星がどのように誕生したかを知る鍵が小惑星のような天体に残されている可能性が大きいからだという。小惑星探査はいかにして我々の起源に迫るのだろうか?
次世代へつなぐ日本の宇宙開発
太陽系第三惑星に住む私たちの宇宙大航海時代はスタートしたばかり。
その思いはさらに次世代へと受け継がれていく。
日本の科学技術と知識を結集して行われるはやぶさ2計画、その全容に迫ります!
主な取材先
宇宙航空研究開発機構
橘 省吾(北海道大学)
吉川 真(宇宙航空研究開発機構)
渡邊 誠一郎(名古屋大学大学院)