ガリレオX

黄金比はウツクシイか?Φをめぐる真実

BSフジ
本放送:03月22日(日)昼11:30~12:00
再放送:03月29日(日)昼11:30~12:00

様々な自然現象や人工物の中に姿を現す、最も美しいと言われている比率「黄金比」。黄金比は確かに不思議で魅力的な比率だ。しかし、それは本当に美しいと言える比率なのだろうか?様々な研究者への取材を通して神秘の比率~黄金比の真実の姿に迫る。

黄金比とは何か?
時代を超え様々なものに見い出されると言われる黄金比。その歴史は紀元前まで遡り、ピタゴラスやユークリッドなど、数々の数学者達に研究対象とされてきた。黄金比はなぜここまでの魅力を持つのだろうか?歴史を振り返りつつ黄金比とはどういうものかを解き明かしていく。

図形が与える印象
我々は黄金比をどう感じているのか。美しいと感じているのだろうか。そしてそれは国や文化、民俗が変わっても本当に黄金と呼べるような美しい比率なのだろうか? 様々な縦横比を持つ四角形を並べ、それらの図形が与える印象を調べるというアンケート調査の結果から意外なことがわかってきた。

自然の中にある黄金比
黄金比は植物の成長にも深い関わりを持っている。それは植物の葉の付き方でよく見られる「らせん葉序」からもわかるという。らせん葉序に見られる葉の角度の規則性に黄金比が見られるからだ。自然の中に不意に姿を現す黄金比。そこにはどのような意味が隠されているのだろうか?

準結晶
近年、第三の固体と呼ばれる「準結晶」の研究が進んでいる。過去にはありえない物質として存在を否定されていたが、1984年に発見され結晶学に大きな変化をもたらした新しい物質である。そしてこの準結晶の構造にはいたるところに黄金比が関係していることがわかってきた。その驚異の構造とは?


主な取材先
杉山 宗隆(東京大学大学院)
牟田 淳(東京工芸大学)
木村 俊一(広島大学大学院)
蔡 安邦(東北大学多元物質科学研究所)

トップへ戻る