ガリレオX

躍進!!日本の介護ロボット 期待されるAI

BSフジ
本放送:12月13日(日)夜20:12~12:00
再放送:12月20日(日)昼11:30~12:00

18世紀に起きた産業革命になぞらえて、21世紀はロボット革命の世紀だと言われている。お掃除ロボットなどはすでに生活の場に入ってきて久しいが、最近活躍が目覚ましいのは、介護の現場で高齢者の移動を助けるロボットや、心のケアをサポートするロボットだ。また、急速に進化している人工知能によって、目に見えないところで私達の社会システムも大きく変化しつつある。今回、番組では産業技術総合研究所のロボットと人工知能を中心に紹介する。

最先端の介護ロボット
東京ビックサイトで開かれた医療・福祉機器の展示会に介護ロボットの特設コーナーが設けられ、活況を呈していた。ベッドから車椅子、車椅子からトイレへの移乗を助けるロボットや、センサで高齢者の行動を見守るものまで様々な介護ロボットを紹介する。
介護ロボット現状
高齢者の歩行を電動でアシストする移動支援ロボットが、いち早く、とある特別養護老人ホームに導入されており、利用者の評価も好評だ。
一方、人間の精神面をケアするロボットも、本格的に医療の現場に入ってきている。高齢者の認知症や子どもの発達障害の改善に利用され、がん患者やPTSDの非薬物療法としてのケアにも役立っている。しかもその規模は世界中まで広がっていた。
黎明期の人工知能
現場に出た介護ロボット等の運用に不可欠なのが、加速度的に進化を遂げている「人工知能(AI)」だ。1970年代が黎明期だったロボットと人工知能の開発。その2つともをリードしたのが、産業技術総合研究所の前身となる、電子技術総合研究所(当時)だった。当初のロボット研究、人工知能研究はどのようなものだったのか?当時をよく知る研究者に尋ねた。
新たな兆し
2015年。産総研に、ロボットとAI研究における日本の新しい拠点が次々と誕生した。ロボットイノベーション研究センターと人工知能研究センターだ。画像認識や音声認識など、ロボットの要素技術の研究者も多く抱える産総研は、ロボット研究者が集うひとつの固まりとして世界有数のグループとなった。そしてさらに、これまで大学、研究所単位や、企業ごとにバラバラだった人工知能技術を結集させ、多様な分野にまたがる専門家との共同研究を促進しようとしている。 


主な取材先
産業技術総合研究所
・柴田崇徳 (医療福祉ロボット研究)
・辻井潤一 (テキスト理解研究)
・橋本尚久 (スマートモビリティ研究)
・松本吉央(サービスロボット研究)

立命館大学  白井良明 (人工知能研究)
RT.WORKS 河野 誠
ホスペックジャパン
ハートフル
プルミエールひたち野
南砺市民病院

トップへ戻る