ショウジョウバエ♂の♀獲得の必殺技とは!?
テナガショウジョウバエのオスは、メスへの求愛技を2つ持っています。それは「ラビング」と「レッグバイブレーション」という技。求愛の必殺技ともいえるほどのレッグバイブレーションをテナガショウジョウバエのオスは使う時と使わない時がありました。それはなぜなのでしょうか。
メダカもお見合いをしてカップル成立!
メダカのメスは目で見て覚えたオスとカップルになりやすい。そのためオスは、他のオスに先んじてメスとカップルとなるために、邪魔者をメスからなるべく離そうとする動きをします。この「配偶者防衛」という戦略行動は一日中続きますが、その戦略はメスに対してどれほどの効果があるのでしょうか。
オス同士のメスを求める戦いがメスを巻き込む!
メスを求めさまざまな戦略を使うオス。より多くの子孫を残すための戦略が、パートナーであるはずのメスを傷つけるように進化してしまったのが「性的対立」という状態。オスとメスの「より多くの子孫を残したい」という思いが、なぜ利害対立に到ってしまったのでしょうか。
交尾をするほど産卵数が減るアズキゾウムシ
アズキゾウムシのオスの交接器には、なんと棘が生えています。そのためメスはオスと交尾を繰り返すと傷を負って産卵数が減ってしまいます。子孫を残すために交尾をすると、残せる子孫の数が減ってしまう「性的対立状態」に進化をしてしまったアズキゾウムシはどうなってしまうのでしょうか。
主な取材先
東京大学 応用昆虫学研究室
松尾 隆嗣さん
基礎生物学研究所 バイオリソース研究室
横井 佐織さん
岡山大学 大学院自然科学研究科
竹内 秀明さん
岡山大学 進化生態学研究室
宮竹 貴久さん
総合研究大学院大学 先導科学研究科
原野 智広さん