ガリレオX

転ばないバイクは可能か? “前二輪”が拓く次世代コミューター

BSフジ
本放送:10月23日(日)昼11:30~12:00
再放送:10月30日(日)昼11:30~12:00

 日本のバイクは高い品質と優れた運動性能を実現し、世界中から評価を得ている。年間輸出額は約3000億円にまで上り、日本経済には欠かせない存在なのだ。そんな日本のバイクから、なんとも奇妙なスタイルのニューフェースが出現していた。  なんとそれは、前輪が二つある“前二輪”の三輪バイク。この見慣れないスタイルはバイクの新たな可能性を探すものだという。なぜ前二輪にする必要があったのか? 従来の二輪のバイクと比べどんなメリットがあるというのか?最先端の機種を探ることで、知られざるバイクのメカニズムが見えてきた。

どのようにして“前二輪”の三輪バイクは誕生したか?
 前二輪という不思議なスタイルをもつヤマハ発動機の三輪バイクは、「転ばないオートバイ」を作るという挑戦から導き出された形だという。そして、その研究は約40年前からされていたというのだ。どのようにして前二輪が生まれたのか?
 前二輪バイクの歴史を紐解く。

知られざる二輪車のメカニズム
 前二輪の三輪バイクを知るためには、自転車などを含む従来の二輪車に必ず備わっている、あるメカニズムを知る必要がある。
 その機構とは「自己安定化機構」というもの。この機構により車体が傾くと自然に立ち上がる力が発生し、安定した走行が可能になっているという。どんなメカニズムによって、「自己安定化機構」は成立しているのか?
 知られざるという二輪車のメカニズムに迫る。

"リーニング"が可能な三輪車
 多くの種類がある三輪の乗り物。しかしその中でバイクと呼べるものは少ない。サイドカーや、トライク、オート三輪などは実はバイクではないというのだ。ではどのようなものをバイクと呼べるのか?その答えは“リーニング”を可能にしている車体だという。リーニングとは何なのか?そしてリーニングを可能にしているバイクにはどのような特徴があるのだろうか?

割りばしからの閃き
 バイクを前二輪にした場合、ある問題が発生する。前輪が二つあるため、車体を傾けカーブを曲がるような動作が構造的に難しいのだ。前二輪バイクの開発を担当したエンジニアはこの問題を「割りばし」からの閃きで克服したという。何故、割りばしだったのか?そして、割りばしから得た閃きでどのようなものが完成したのか?
 日本メーカー初の前二輪バイク。その全貌に迫る。


主な取材先
◆海江田 隆さん (ヤマハ発動機)
◆島本 誠さん (ヤマハ発動機)
◆高野 和久さん (ヤマハ発動機)
◆景山 一郎さん (日本大学)
◆丸茂 喜高さん (日本大学)

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