護衛艦いずも とは
全長248m、幅38m、乗員約470名、海上自衛隊最新にして
最大の護衛艦が2015年3月に就役した。
全通甲板と呼ばれる飛行甲板に貫かれた独特の構造を持ち
ヘリコプターを10機以上運ぶことが出来ると言われている。
なぜ、それほどのヘリコプター運用が必要なのか?
巨大な艦内を徹底解剖
艦内には巨大な格納庫が広がり、ヘリコプター整備が地上の
基地同様に行える設備を持つ。
ヘリコプターを飛行甲板に運ぶ大型エレベーターは2つもあり
航空機運用に特化した艦艇であることがわかる。
居住区では臨時用ベッドを合わせると1000名近い人員の収容
が可能、食堂は3つもあり1食で60kgのお米を炊くという。
熊本地震での活躍
地震の発生直後、護衛艦いずもは輸送艦として北海道へ向かい
陸上自衛隊の部隊を運んだ。地震により道路が寸断された
被災地に海からの輸送力として貢献した。
病院船としてのいずも
広い医務区画は病院としての機能も充実し、手術室や集中治療室、長い航海に備え歯科治療の機器も揃えている。
首都直下型地震に備えた防災訓練では民間の医療チームがいずも
に乗り込み、海上医療拠点としての機能が確認された。
主な取材先
・護衛艦いずも
・菊池 雅之さん(軍事フォトジャーナリスト)