ガリレオX

空気の正体を巡る旅 科学者達は如何にしてその姿を明らかにしたのか?

BSフジ
本放送:08月27日(日)昼11:50~12:20
再放送:09月03日(日)昼13:30~14:00

「空気」というとどのようなものを連想するだろうか。 酸素?温暖化?遥か昔の人々は、死人は息をしないことから空気を、“魂や霊”と同一のものだと認識していたという。そして現代、当たり前だが、空気は、窒素や酸素、二酸化炭素など、様々な成分が含まれている気体だと認識されている。では、一体いつから人々は、空気を“魂や霊”ではなく、“窒素や酸素を含む気体”として認識したのだろうか? ガリレオ・ガリレイから近代まで、偉人達の実験エピソードを紐解きながら、空気の正体を巡る旅へといざなう。

スピリチュアルから現実へ
天文学の祖と称される科学者「ガリレオ・ガリレイ」が行った単純な実験をきっかけにして、紀元前から考えられてきた、空気の概念=“魂や霊”といった認識は覆っていく…

ガリレオが残した空気の謎
ガリレオの実験によって現代へと一歩近づいた空気の正体。
そしてガリレオは更に空気の正体を明らかにするべく様々な実験を試みたが、志半ばで亡くなってしまう。しかしガリレオの意思を継ぎ、空気がもつ謎に果敢に挑んだある科学者がいた。

利用される空気
更にもう一人、ガリレオの意思を継ぐ科学者の登場によって空気の正体はより現代的なものへと近づく。その科学者は、圧力をかければ空気が縮む性質があることを発見したのだ。そしてこの発見は、産業革命を巻き起こすきっかけとなり世界を変えた。しかしそれは同時に、人が扱いきれない力を生むことにも繋がっていた。

宇宙にある空気の研究
空気を対象とした研究は現代でも行われいる。その中でも注目すべきは、宇宙にある空気だという。宇宙に空気?宇宙は真空のはずでは?


主な取材先
廣瀬 勝己 さん (地球化学研究協会)
長谷川 哲夫 さん (国立天文台)