イモリの驚異的な再生能力
茨城県の筑波大学にはイモリの驚異的な再生能力を研究している研究室がある。ここの千葉さんはその再生能力に驚きを隠せない。「四本足を持って僕らと同じ体をしてて、あらゆる部分が再生するっていう生き物はイモリしかいないので、実際に目の当たりにするとコレはすごいと思いますよ。」
イモリ型再生とは
イモリを25年に渡って研究している千葉さん。目標はイモリの再生能力を人間に応用する“イモリ型再生”。この技術が人間の医療に応用できた場合のメリットは多いと千葉さんはいう。「低コストで再生を実現できるってとこで、傷が治るのと同じように薬を塗ったら再生するのが一番いいと思うんです。」
夢の再生医療への応用
千葉さんが語る夢の再生医療を実現するためには、イモリの再生メカニズムを明らかにする必要があった。
この問題の最大の壁はなぜイモリは大人になっても再生能力を失わないのかという点だった。この謎を千葉さんは生命科学でいかに解き明かしたのか。
イモリはガンにならない?
2017年9月、イモリ型臓器再生フォーラムが初開催された。
このフォーラムの目的はイモリの再生能力を人間の医療に応用すること。再生の科学と医療の双方の視点から行われたこのフォーラムでは、イモリの再生能力のみならずある点が話題に上がった。
それはイモリがガンにならない、という特徴だった。
主な取材先
千葉 親文さん (筑波大学 生命環境系)
茨城県取手市 いもりの里
第一回「イモリ型の臓器再生フォーラム」(慶応義塾大学信濃町キャンパス)
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