姿を変える山「富士山」
古くより変わることのない存在のシンボルとされてきた「山」。しかし、日本最高峰の富士山の山頂がかつて2つあったことをご存じだろうか。そんな富士山の生い立ちを研究する静岡大学の小山真人さんはドローンを使って調査を続けていた。小山さんが撮影したドローンの映像からは甚大な被害をもたらした大災害の痕跡が浮かび上がった。
南の島だった伊豆半島
静岡県の南東に位置し、駿河湾と相模灘を隔てる伊豆半島は世界的に見ても珍しい経緯で誕生した。ドローンを使ってこの半島の各地を調査している博物館「ジオリア」の研究員、鈴木雄介さんに伊豆半島誕生の痕跡を案内してもらった。
伊豆半島に広がる様々な火山地形
鈴木さんに案内してもらったのは、「見る価値が千貫文に値する」ということから千貫門と呼ばれる不思議な形の岩山と、「伊豆の瞳」とも呼ばれる風光明媚な一碧湖だ。関係のなさそうに思われるこの2か所だが、実はどちらも火山の痕跡なのだという。
ドローンで撮影されたダイナミックな映像から地球の営みを探っていく。
主な取材先
小山真人さん (静岡大学)
鈴木雄介さん (伊豆半島ジオパーク推進協議会)