ガリレオX

ヒトとイヌの不思議 科学が解き明かすその絆 <アンコール>

BSフジ
本放送:05月06日(日)昼11:30~12:00

 2018年の干支は「戌」。イヌは太古の昔からヒトと共生を始め、日本では縄文時代からパートナーとして互いに助け合いながら生活していたことが分かっている。つまり日常生活や歴史的背景を見ても、ヒトにとって最も身近な動物は「イヌ」といえる。  しかしイヌのことを私達は本当に知っているのだろうか?なぜイヌはヒトになつくのか?なぜヒトはイヌが好きなのか?  考古学、遺伝学、動物行動学などのイヌに関する最先端の研究に迫ることで、知られざるヒトとイヌの関係を紐解いていく。

ヒトとイヌはいつから一緒にいるのか?
 ルイ14世を描いた絵画の中にもイヌ。浮世絵で有名な東海道五十三次の中にもイヌ。
イヌは、日本だけでなく世界中のあらゆる国で、古くから親しまれてきたため、多くの絵画の中に登場する。また狩猟のパートナーとしても古代から現代に至るまで存在してきたことも知られている。ヒトにとってイヌは最も身近な動物といえるのだ。ところでその身近な動物である“イヌ”は、いつから私達“ヒト”と共に暮らしているかご存知だろうか?その答えが、考古学の知見から見えてきた。

イヌはなぜ懐くのか?
 飼い主の帰りを察知して玄関で出迎えたり、他の動物よりも分かりやすく愛情表現をするイヌ達。しかしなぜ彼らはそれほどまでにヒトに懐くのだろうか?ヒトが餌を与えるからだろうか?それとも長い歴史から信頼関係が生まれたのだろうか?そんな謎がイヌではなく、ある動物の遺伝子から解き明かされようとしていた。

イヌはどんな人を好むのか?
 飼っているイヌが特定のヒトにだけ懐かなかったり、散歩から帰りたくないと言わんばかりに駄々をこねたり、知らない人に愛想を振りまいたり・・・。ときに理解できない行動をするイヌ。そんな“イヌの気持ち”を探る研究から、イヌの“ヒトに対する好み”が紐解かれようとしていた。

なぜヒトとイヌは互いに惹かれ合うのか?
 なぜヒトとイヌは互いに惹かれ合うのだろうか?そんな謎の一つが動物の行動を調べる研究から解き明かされた。なんとヒトとイヌの間には、ヒトの母と子のような“特殊な絆”があるというのだ。一体、“特殊な絆”とはどういうものなのだろうか?


主な取材先
茂原 信生さん (京都大学)
小出 剛さん (遺伝学研究所)
千々岩 眸さん (京都大学)
菊水 健史さん (麻布大学)
永澤 美保さん (麻布大学)

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