不安を煽りたい人たち

上念司・篠田英朗 著
定 価:
本体900円+税
判 型:
新書判
ページ数:
240ページ
ISBN:
9784898318300
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二人の論客がフェイク言論を縦横無尽に論破する!

「コロナの死者は42万人になる!」
「PCR検査がコロナ拡大を止める」
「学術会議問題で学問の自由が無くなる」
「安保法制で徴兵制に!」
「特定秘密保護法で噂話もできなくなる」
「憲法改正が戦争を呼ぶ」
「日本は財政破綻する」
「アベノミクスでハイパーインフレに!」

著者プロフィール

上念 司(じょうねん・つかさ)
1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は創立1901年の弁論部「辞達学会」に所属。日本長期信用銀行、学習塾「臨海セミナー」勤務を経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。著書に『TOEICじゃない、必要なのは経済常識を身につけることだ!』(ワック)、『習近平が隠す本当は世界3位の中国経済』(講談社+α新書)など多数。

篠田英朗(しのだ・ひであき)
1968年生まれ。専門は国際関係論。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。早稲田大学政治経済学部卒業。ロンドン大学(LSE)で国際関係学Ph.D.取得。広島大学平和科学研究センター准教授などを経て、現職。『平和構築と法の支配』(創文社)大佛次郎論壇賞、『「国家主権」という思想』(勁草書房)サントリー学芸賞、『集団的自衛権の思想史』(風行社)読売・吉野作造賞ほか著書多数。

目次

はじめに 篠田英朗

 

1 日本のコロナ対策は、ほぼほぼベストだった

「煽り系専門家」を大量動員したメディア

「日本モデル」を支えた英雄たち

「まずは重症者増防止」こそ賢明な選択

「PCR検査至上主義」の大間違い

「政府は無能!」と言い募る人々

日本は〝うまく〟 対応してきた国

世界に誇るべき重症者中心の「日本モデル」

危機対応には厚労省より自衛隊の活用を

日本は「抑制」管理派の代表格

世界は「封じ込め」から「抑制」の「日本型モデル」へ

橋下徹氏に記者会見進行役を

 

2 「コロナ」騒動に踊る人たち 

感染症の権威・押谷仁教授の功績

「PCR五十四兆円利権」に群がる人たち

尾身・押谷ラインに敵対する医学部本流

危機を煽る人たちはなぜ左翼的なのか

陰湿でドロドロな医学界の〝闇〟

夫婦間の忖度はあったのか?

報復が怖くて逆らえない医学界の構造

医学界も東大憲法学も病は同根?

東京都医師会と結託した小池都知事の魂胆

熟女おばさんと八割おじさんの名コンビ

八割の人にとって「コロナはただの風邪」

致死率の低下は全世界的な傾向

「トランプ憎し」を孫引きする日本のマスコミ

 

3 ポスト安倍の「宿題」解決法 

新型コロナ肺炎を「二類感染症」から指定解除しよう

「新型コロナ解散」を断行せよ

「減税」「消費税凍結」で閉塞感を打ち破れ!

在庫統計がない中国の「回復」なんか信用できない!

「今がなければ未来はない!」

菅政権の外交手腕には不安がいっぱい

日本の外交力が期待される時代

石破の外交センスに問題あり!

欧米も日本の「価値観外交」を求めている

ルトワックが語った「日本がいることの有益性」

大きな成果を残した安倍外交

日本はアメリカの意を汲んで中国と向き合う

安倍前首相を外交最高顧問に据えよう

中国が日本との関係改善を熱望した

中国は尖閣カードを決して手放さない

第二の谷内正太郎を探せ!

4 「自衛隊は軍隊だ」がすべてを解決する

日本学術会議と憲法九条の問題

改憲不要、「加憲」で充分!

九条が謳う「名誉ある地位」とは?

「戦争放棄」「戦力不保持」の本当の意味

「宣戦布告」の有無は無関係

「自衛権」は「戦争をする権利」ではない

「自主憲法」にこだわる必要はない!

憲法に「緊急事態条項」を加えよ!

「九条ロマン主義」が国を滅ぼす

国家戦略を正しく導く憲法解釈とは

憲法改正と同時に選挙制度改革を

「五五年体制」を補完するための憲法学

自衛隊は「侵略のための戦力」ではない

「自衛隊は軍隊だ」と認めれば、すべてうまくいく

迷走している憲法学者

「長谷部ダッチロール」から日本を守れ

 

5 財務省の逆をやれば日本は幸せになる

安倍政権の財政出動は評価できる

「いずれ増税」のムードは絶対禁物

〝存在そのものが増税〟の岸田さん

IMFも認めた「日本の純債務はゼロ」

「社会保障の財源が必要」は真っ赤な噓

 

おわりに 上念 司

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