それでも、中国は日本を越えることができない!

黄文雄(評論家) 著
定 価:
本体933円+税
判 型:
新書版
ページ数:
248ページ
ISBN:
9784898316382
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目からウロコの日中論!
「中国の暴力」が「日本の魅力」に
勝つことは絶対にない!

中国の少子高齢化、貧富の格差拡大は、日本以上に深刻! 環境悪化、有毒食品の摂取で不妊率が急増! 中国からの大脱走は年間三百万人! 公安はすべてに対して不正を働き、税務はすべてに対して汚職を働く! 約七千万人の共産党員が国家を牛耳り、権益を独占している! 一体、こんな国に未来はあるのだろうか!? ──日中文化比較研究の第一人者が、さまざまな分野から日中両国の可能性を徹底検証。

著者プロフィール

黄文雄(こう・ぶんゆう)
文明史家、評論家。1938年、台湾生まれ。1964年来日、早稲田大学商学部卒業。明治大学大学院修士課程修了。『中国之没落』(台湾、1991年)が大反響を呼んで以来、旺盛な執筆・評論活動を展開している。巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞を受賞。著書に『捏造された昭和史』『韓国は日本人がつくった』『近代中国は日本がつくった』『満州国は日本の植民地ではなかった』『日中戦争は侵略ではなかった』『台湾は日本の植民地ではなかった』『黄文雄の大東亜戦争肯定論』『戦争の歴史・日本と中国』『それでも中国は崩壊する 改訂版』『森から生まれた日本の文明』『これからの中国は、こうなる!』(以上、ワック)『文明の自殺』(集英社インターナショナル)『日本を呪縛する「反日」歴史認識の大噓』『日本支配を狙って自滅する中国』(徳間書店)など多数。

目次

第1章 国家・民族
  • ①政治的自由はなく、貧富の格差は拡大の一途
  • ②盛唐以後、一千数百年、日本の文化・文明を一度も超えていない
  • ③五千年の歴史を語るが、一貫した国体も民族もない
  • ④中国人に「愛国心」を求めるのは、木にのぼって魚を求めるのと同じ
  • ⑤有史以来、途絶えることのない民族抗争
  • ⑥中華思想が存在するかぎり、〝中華民族〟はありえない
  • ⑦「争」と「乱」の世界から抜け出すことができない
  • ⑧中国からの大脱走は年間三百万人、やがて日本列島は中国人で埋めつくされる
  • ⑨〝国家〟としての中国は、巨大な蜃気楼にすぎない
  • ⑩一人の人間が党・政・軍の三権を牛耳らないと、国家も社会も安定できない
  • ⑪未来の中国が抱える不安定要素は、〝植民地防衛〟にある
第2章 経済・国民生活
  • ⑫少子高齢化、貧富の格差拡大は、日本以上に深刻だ
  • ⑬約七千万人の共産党員が国家を牛耳り、権益を独占している
  • ⑭生産のルールは確立したが、分配のルールはほとんど確立されていない
  • ⑮人類史上最大にして最後の植民地国家
  • ⑯環境悪化、有毒食品の摂取で不妊率が急増
  • ⑰八パーセント成長では、雇用問題を解決できない
  • ⑱中国社会に中産階級は生まれたのか?
  • ⑲モノから文化・精神に至るまで、すべてが貧しい数億の農民を抱える国家
  • ⑳「核戦争なら絶対勝つ、世界の富はすべて中国の手に入る」
  • ㉑官僚汚職はGDPの四分の一、地下経済は三分の一
第3章 社会・環境
  • ㉒党中央、公安、軍とまで組織提携する四千三百万人の中国ヤクザ
  • ㉓「中国人と見たら泥棒と思え」
  • ㉔性病が三大死亡率の一つとなった
  • ㉕二千万人を突破した乞食がギルドを組織し、世界進出をはかる
  • ㉖公安はすべてに対して不正を働き、税務はすべてに対して汚職を働く
  • ㉗年間約二千万人の食物中毒患者が出て、うち三十万人が死亡
  • ㉘飛行機と原爆以外なら、どんなニセものもある
  • ㉙神話の時代から〝詐〟をモットーとする国
  • ㉚毎年約五百万人の農民が、病気の治療ができずに亡くなっている
  • ㉛北京市民でも八割以上が寄生虫をもつという「疫病の国」
  • ㉜社会劣化現象といえば、中国のほうが日本より一歩進んでいる
第4章 科学・技術
  • ㉝羅針盤、火薬、紙、印刷技術の発明も、アメリカ大陸の発見も中国!?
  • ㉞近代中国は日本がつくった
  • ㉟人口はつねに日本の十倍だが、人的資源とは、その数よりも質である
  • ㊱中国的性格からは、科学的精神が生まれてこない
  • ㊲ものを「生む」ことよりも、ものを「運ぶ」ことを得意とする民族
  • ㊳中国人にとっての「道」と日本人にとっての「道」は別次元
  • ㊴生産者、技術者を下流の人間と見る文化的風土
  • ㊵探求するよりも「盗む」ほうが手っとり早い
第5章 政治・民衆
  • ㊶十数億の人民が一斉に銭ゲバに狂奔し、「平等」について一顧だにしない
  • ㊷汚職追放が政府の最大任務と宣言する国に、未来はあるのか
  • ㊸「中国から逃げ出したい」というのが、中国人の人生最大の夢!
  • ㊹「大和魂」と「中華思想」の差は決定的だ
  • ㊺中央と地方が永久対立の上に成り立つ国家
  • ㊻「三権分立」すると、国がいっそう混乱する
  • ㊼この百年来、民主化志向はあったが、現実の政治は逆進化
  • ㊽社会主義は有名無実になり、「人民専制」という共産党独裁だけが残った
  • ㊾中国は日本のように「和諧社会」をつくれるのか
  • ㊿あれほど多元的な社会を、政治的に一元化する国家原理はあるのか
第6章 軍事・外交
  • 51「われわれ中国人は砲煙弾雨の中で日本人と争うまでもなく、すでに日常生活の上で負けている」
  • 52党が軍を指揮するのか、軍が党を指揮するのか?
  • 53「平和」とはどういうものか、日本人よりも中国人のほうがよく知っている
  • 54日本人の平和思考とはまったく異質な、中国人の戦略思考
  • 55黄巣の乱以後、日本が唐から学ぶべきものはほとんどなかった
  • 56二十一世紀の中国の仮想敵国は、西のインドと東の日本
  • 57中国の外交戦略は日本より上か?
第7章 道徳・精神
  • 58「欲望最高、道徳最低」は、一世代や二世代では解決できない
  • 59「良心ある人間は社会から孤立させられる」
  • 60中国人の人命観は日本人とはまったく異なる
  • 61「核戦争で国民の半分が死んでも、中国の女性はまた子供を生む」
  • 62天上の神々に対して賄賂を贈らざるをえない民衆
  • 63急増する少年犯罪は、二〇〇〇年以後、年に四百万件にのぼる
  • 64「中国人民と対抗するのは死への道のりだ、日本民族を消滅させよ」
  • 65社会主義中国の時代になってから、世界最大の麻薬輸出国になった
  • 66新々儒教で中華新興は可能なのか
  • 67中国が永遠に追いつかない日本の文化的優位とは
第8章 文化・文明
  • 68中国の改革・革命・運動、すべてが自国文明の自殺だ
  • 69儒教文明は、なぜ日本に受容されなかったのか
  • 70宗教心が完全に失われ、世俗的価値しか求めない
  • 71一家一族は国以上の存在だが、一人っ子政策以後、家族が崩壊しはじめている
  • 72拡散力を失い、仮死状態の中華文明
  • 73五千年の歴史があっても、残るのは中華料理ぐらいのものか!?
  • 74「勝者は歴史をつくり、敗者は学ぶ」のが中華史観
  • 75改革開放後の〝靖国戦略〟は大きな誤算だ
  • 76漢字文明と仮名文明の未来は?
  • 77中華文明とは、そのコアに宗教のない典型的な暴力文明である
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