育成力はかつてないほどに蓄えられている!
だから選手、コーチ陣を守るため、
たった一人で立ち向かった!
だから選手、コーチ陣を守るため、
たった一人で立ち向かった!
一時どん底だった巨人は、補強と若手の台頭で2007年からリーグ3連覇を果たした。山口鉄也、松本哲也、長野久義、澤村拓一と、2008年から4年連続で巨人から新人王を輩出している。日本プロ野球の歴史に残る新記録である。渡邉会長には「たかが選手」という発言があったが、「たかが江川」「たかがファン」という底意を聞いた以上、この鶴の一声を受け入れるわけにはいかないと思った。巨人軍は誰のものか。職を賭して闘った著者の叫び!
著者プロフィール
清武英利(きよたけ・ひでとし)
1950年宮崎県生まれ。立命館大学経済学部卒業後、読売新聞社に入社。社会部記者として、警視庁、国税庁などを担当。中部本社(現中部支社)社会部長、東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年8月より、読売巨人軍球団代表兼編成本部長。2011年11月18日専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任される。著書に、『会長はなぜ自殺したか』『会社がなぜ消滅したか』『豊田市トヨタ町一番地』(以上、新潮社、共著)、『巨人軍は非情か』(新潮社)、『こんな言葉で叱られたい』(文春新書)などがある。
目次
Ⅰ 野球は幸せか- 「喜」と「楽」のフィールド
- 数霊の存在
- スカウトの時代
- トレードと情
- 挑戦試合
- 喧嘩野球
- 「叱られ」オビスポ
- 「国民打者」へのメール
- やっぱりカープじゃけえ
- 球団支店論
- 「自衛隊」は怒っている
- テストを受けたスカウト
- 野球の神さん
- 見栄の捨て時
- 待つことをしない
- 借助外脳
- 小笠原家からの手紙
- ドミニカ奮戦日報〈前編〉
- ドミニカ奮戦日報〈後編〉
- 技術統合
- 飛雄馬の穴
- 百一枚の絵馬
- 係長が人を創る
- 日本男児のキャンプ
- 白いユニホーム
- 奪い、奪われ
- 内発的動機
- 「入り口」と「出口」の間
- もう一人のクルーン
- 天国へのチケット
- コーチ道
- アジアのあこがれ
- ホームランのサイン
- 監督は眠れない
- 興行を超えるとき
- もっとゲームを──。
- 努力の音
- じゃんけん入社
- キミはタザワを見たか
- ドーハの教訓
- 韓国はなぜ勝てたか
- 若者救済力
- 感泣の日
- 幸せセレンディピティ
- やってみなはれ
- B群育成論
- それぞれの道