明かされた
”渡邉巨人軍”の真実!!
”渡邉巨人軍”の真実!!
だから私は、「鶴の一声」をどうしても許すことができなかった! "渡邉巨人軍"との2654日──。他人の生き方を厳しく批判した新聞記者が、期せずして会社役員に昇進した場合、どんな覚悟を持つべきなのだろうか。トップの違法不当な行為に直面したとき、どう生きるべきなのだろうか……。立ちはだかる強大な権力に対抗し、真実を暴く。珠玉のインサイド・ノンフィクション!
著者プロフィール
清武英利(きよたけ・ひでとし)
1950年宮崎県生まれ。立命館大学経済学部卒業後、読売新聞社に入社。社会部記者として、警視庁、国税庁などを担当。中部本社(現・中部支社)社会部長、東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年8月より、読売巨人軍球団代表兼編成本部長。2011年11月18日、専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任される。著書に、『会長はなぜ自殺したか』『会社がなぜ消滅したか』『トヨタ町一番地』(以上、新潮社、共著)、『「巨人軍改革」戦記』(新潮社)、『こんな言葉で叱られたい』(文春新書)、『私の愛した巨人』(ワック)などがある。
目次
第一章 球界支配の終焉- 「強盗してでもカネをつくるぞ!」
- 渡邉会長からの呼び出し
- 「たかが選手が」
- 古田の涙に負ける
- 「代表! 来年はどうするんだ!」
- 社会部時代の手法
- 日本野球の翳りからの脱却
- 育成選手が新人王
- 「清原を切れ」
- 小笠原への手紙
- 五番目の補強手法
- 坂本勇人を「外れ一位」で指名
- 堀の外の〝拡声器〟
- ドラフト破り
- 「B群選手」からの発掘
- 「ハルウララでいいじゃないか」
- 「田んぼに看板を立てるようなものだ」
- 「気持ちの重心」という言葉
- 映画になった『マネーボール』
- 「ビッグツール」の発見
- 稼動しはじめたGシステム
- 澤村と斎藤の差は歴然
- 「この業界では誰も神様ではない」
- 「恐れられることだ」
- 「大震災こそ、読売のチャンスだ」
- 開幕延期の裏側で
- 「俺、辞表出すよ」
- 一時間半を超える面談
- 「これは破滅だぞ」