巨魁

清武英利(前巨人軍球団代表兼GM) 著
定 価:
本体1524円+税
判 型:
四六版上製
ページ数:
340ページ
ISBN:
9784898311790
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明かされた
”渡邉巨人軍”の真実!!

だから私は、「鶴の一声」をどうしても許すことができなかった! "渡邉巨人軍"との2654日──。他人の生き方を厳しく批判した新聞記者が、期せずして会社役員に昇進した場合、どんな覚悟を持つべきなのだろうか。トップの違法不当な行為に直面したとき、どう生きるべきなのだろうか……。立ちはだかる強大な権力に対抗し、真実を暴く。珠玉のインサイド・ノンフィクション!

著者プロフィール

清武英利(きよたけ・ひでとし)
1950年宮崎県生まれ。立命館大学経済学部卒業後、読売新聞社に入社。社会部記者として、警視庁、国税庁などを担当。中部本社(現・中部支社)社会部長、東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年8月より、読売巨人軍球団代表兼編成本部長。2011年11月18日、専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任される。著書に、『会長はなぜ自殺したか』『会社がなぜ消滅したか』『トヨタ町一番地』(以上、新潮社、共著)、『「巨人軍改革」戦記』(新潮社)、『こんな言葉で叱られたい』(文春新書)、『私の愛した巨人』(ワック)などがある。

目次

第一章 球界支配の終焉
  • 「強盗してでもカネをつくるぞ!」
  • 渡邉会長からの呼び出し
  • 「たかが選手が」
  • 古田の涙に負ける
第二章 回り道は近道だった
  • 「代表! 来年はどうするんだ!」
  • 社会部時代の手法
  • 日本野球の翳りからの脱却
  • 育成選手が新人王
第三章 「個人商店」からの決別
  • 「清原を切れ」
  • 小笠原への手紙
  • 五番目の補強手法
  • 坂本勇人を「外れ一位」で指名
第四章 渡邉流「爆弾発言」
  • 堀の外の〝拡声器〟
  • ドラフト破り
  • 「B群選手」からの発掘
第五章 三軍「フューチャーズ」の挑戦
  • 「ハルウララでいいじゃないか」
  • 「田んぼに看板を立てるようなものだ」
  • 「気持ちの重心」という言葉
第六章 「WAR ROOM(作戦室)」にて
  • 映画になった『マネーボール』
  • 「ビッグツール」の発見
  • 稼動しはじめたGシステム
  • 澤村と斎藤の差は歴然
  • 「この業界では誰も神様ではない」
第七章 読売新聞と巨人軍
  • 「恐れられることだ」
  • 「大震災こそ、読売のチャンスだ」
  • 開幕延期の裏側で
第八章 最後の独裁者
  • 「俺、辞表出すよ」
  • 一時間半を超える面談
  • 「これは破滅だぞ」
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