「太平洋戦争」の常識はウソばかりだ。戦後、アメリカは自らの悪を隠蔽・合法化し、日本封じ込めのため、「日本悪者論」を世界に流布した。本書は、「太平洋戦争」の戦場の数々を歩いた著者が、そこで日本人が何を考え、何をしたか、対するアメリカ人はどう対応したのかを微細に丁寧に拾い集め、アメリカの嘘八百を暴いた力作だ。
今年、戦後70年の節目である。米国とどう付き合ったらよいのか、その米国に迎合する中国・韓国とまだ付き合う必要があるのかどうか、それを考えるヒントにもなる。
著者プロフィール
高山 正之(たかやま・まさゆき)
ジャーナリスト。1942年、東京生まれ。東京都立大学卒業後、産経新聞社入社。社会部デスクを経て、テヘラン、ロサンゼルス各支局長を歴任。98年より3年間、産経新聞夕刊1面にて時事コラム「異見自在」担当し、その辛口ぶりが評判となる。2001年から2007年3月まで帝京大学教授。『週刊新潮』に連載中のコラム「変見自在」は熱狂的ファンも多く、名物辛口コラムとして高い人気を集めている。著書に『「モンスター新聞」が日本を滅ぼす』『「官僚は犯罪者」は世界の常識』(PHP研究所)、『変見自在 プーチンよ、悪は米国に学べ』『変見自在 マッカーサーは慰安婦がお好き』『変見自在 日本よ、カダフィ大佐に学べ』『変見自在 サンデルよ、「正義」を教えよう』(新潮社)など多数がある。
目次
- まえがき
第1章 パレンバン
- オランダを蹴散らした空の神兵
第2章 インパール
- 神のごとく振る舞った英国人が青ざめた
第3章 上海・南京・武漢
- 日本を潰せ──
- 支那の背後にちらつく露・独・米の影
第4章 旅順
- アメリカはなぜ
- 「日露講和」に乗り出したのか
第5章 ビルマ・真珠湾
- 白い人が仕掛けた黒い罠
第6章 ラバウル
- 米豪の“白きゴーマニズム"
第7章 バターン
- 「バターン死の行進」はクサイぞ!
第8章 韓国
- 奴隷のいた国、いない国
第9章 東ティモール
- 「戦後自虐史観」の方程式=
- 白人の奸計+ウソつき教授+朝日新聞
第10章 白人はいつも肚黒い