裕次郎に愛され、その全盛時代を
共に過ごした男の回顧録!
共に過ごした男の回顧録!
石原裕次郎、没後20年の記念出版。裕次郎とその全盛時代をともにすごした著者の“裕次郎(あにき)との黄金の日々”。「あにき」「ヒロ坊」と呼び合う師弟関係にあったからこそ書ける、素の裕次郎のエピソードが多数収められている。裕次郎が兄・慎太郎に「弟はおれより文章がうまい」と言わしめるほどの名文家、読書家であったことや、大の民謡好きで、高校生ながら佐渡島や山中温泉まで足を伸ばしていたことなど、“大スター裕次郎”とは違う意外な面を知ることができる。本書で語られる裕次郎は、気遣いと優しさとユーモアに溢れ実に魅力的な人物だったことが分かる。
著者プロフィール
百瀬博教(ももせ・ひろみち)
昭和15年2月20日、東京柳橋生まれ。作家、詩人。俠客の家に生まれ、19歳のころより伝説のナイトクラブ「ニュー・ラテン・クォーター」にて用心棒をつとめる。その後、石原裕次郎の知遇を得てボディガードに。28歳のときに拳銃不法所持で秋田刑務所に下獄し、6年を過ごす。出獄後、『詩集 絹半纏』を上梓。著書に『不良日記』(草思社)『不良ノート』(文藝春秋)『私の東京』E・G・サイデンステッカー氏との共著(富士見書房)『まちがっていない』(マガジンハウス)『プライドの怪人』(幻冬舎)『昭和不良写真館』(ワック出版)など。