汚され、言葉さえ奪われた、
内モンゴルの真実を忘れないで!
内モンゴルの真実を忘れないで!
草原のキリングフィールド、内モンゴルにおける
中国・文化大革命、虐殺の記録
「命がけの証言」に続く告発漫画
原作解説:楊海英
著者プロフィール
清水ともみ(しみず ともみ)
静岡県出身。1997年、講談社『Kiss』にてデビューし、作家活動を始める。子育てに専念した後、イラスト動画制作に携わる。2019年4月にウイグル弾圧の実態を描いた『その國の名を誰も言わない』、同年8月に『私の身に起きたこと〜とあるウイグル人女性の証言〜』をTwitterにて発表。大きな反響を得て、海外を中心に多くのメディアが紹介。米国務省の広報HPなどに掲載される。著書『私の身に起きたこと ~とあるウイグル人女性の証言~』(季節社)、『命がけの証言』(ワック)。
楊 海英(よう かいえい)
1964年、南モンゴル、オルドス高原生まれ。89年、日本に留学。文化人類学の研究に勤しむ。『墓標なき草原』で司馬遼太郎賞、『チベットに舞う日本刀』で国基研・日本研究賞受賞。著書多数。現在、静岡大学教授。
目次
第1話 〝赤い息子〟たち ―ウラーンフーの物語―
第2話 奪われた青い仔ヤギ ―バイワルの物語―
第3話 本当の支配者 ―トブシンの物語―
第4話 一つの国になれると信じて ―トグスの物語―
第5話 救っても救っても ―ジュテークチの物語―
〈特別収録〉 モンゴリアン・メッセージ 2020
原作者より 歴史の審判法廷への蘇生 ―『墓標なき草原』の漫画版に寄せて 楊 海英
あとがき 「地獄とは、この地上にあるのではないか」 清水ともみ