ソニーを創った男 井深大

小林峻一(ノンフィクション作家) 著
定 価:
本体1600円+税
判 型:
四六版上製
ページ数:
328ページ
ISBN:
9784898310427
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百年後にまで残る想像力の経営者!
ソニーの原点がすべてここにある!

大宅壮一ノンフィクション賞作家が三年半を費し、最強のグローバル企業ソニーの原像と、想像力の経営者・井深大の実像を甦らせた。その言動の一つ一つから浮かび上がるのは、井深=技術者という定説をも覆すかのような卓越した経営者像であった。

著者プロフィール

小林峻一(こばやし・しゅんいち)
1941年、三重県生まれ。早稲田大学文学部中退。雑誌記者等を経てルポライターとして独立。著書に『狭山事件─無罪の新事実』(三一書房・共著)、『在日コリアン・パワー』(双葉社)、『JRの妖怪』(イースト・プレス)、『昭和史最大のスパイ・M』(ワック・共著)など。『闇の男─野坂参三の百年』(文藝春秋・共著)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。

目次

序章 文化勲章をもう一つ
第1章 井深大の原風景
父と母の肖像
予期せぬ不幸
父に代わる祖父・基という人物
乃木の自刃と電灯がついた日
郡長さんの孫
母との二人暮らし
博覧会に目を輝かす
第2章 好奇心の発露と孤独と
「メカノ」に熱中する
北海道の記憶
「日本のデンマーク」の科学少年
「偉大な父」のイメージ
母の再婚
自分だけの世界
機械いじりの喜び
第3章 電波に魅せられた少年
神戸暮らしの始まり
神戸一中に入る
無線機に魅せられて
ラジオへのチャレンジ
ハム仲間たち
心機一転
第4章 脚光を浴びる学生発明家
早稲田高等学院受験の日
〝電気の神様〟山本忠興教授
コールサイン
キリスト教と友愛学舎
井深特製の電蓄作り
反乱
富士見町教会で洗礼
早大理工学部進学、弱電を選ぶ
脚光を浴びた卒業実験
野村胡堂との縁
第5章 植村泰二とPCLの時代
人生行路の分岐点
植村泰二との出会い
トーキー映画の幕開けとPCL
PCL自身の岐路
井深が勤務した頃のPCL映画
写真化学研究所の活動
嘱望された技術者井深
カメラ、オートバイ、自家用車
転職の動機
序章 文化勲章をもう一つ
第1章 井深大の原風景
  • 父と母の肖像
  • 予期せぬ不幸
  • 父に代わる祖父・基という人物
  • 乃木の自刃と電灯がついた日
  • 郡長さんの孫
  • 母との二人暮らし
  • 博覧会に目を輝かす
第2章 好奇心の発露と孤独と
  • 「メカノ」に熱中する
  • 北海道の記憶
  • 「日本のデンマーク」の科学少年
  • 「偉大な父」のイメージ
  • 母の再婚
  • 自分だけの世界
  • 機械いじりの喜び
第3章 電波に魅せられた少年
  • 神戸暮らしの始まり
  • 神戸一中に入る
  • 無線機に魅せられて
  • ラジオへのチャレンジ
  • ハム仲間たち
  • 心機一転
第4章 脚光を浴びる学生発明家
  • 早稲田高等学院受験の日
  • 〝電気の神様〟山本忠興教授
  • コールサイン
  • キリスト教と友愛学舎
  • 井深特製の電蓄作り
  • 反乱
  • 富士見町教会で洗礼
  • 早大理工学部進学、弱電を選ぶ
  • 脚光を浴びた卒業実験
  • 野村胡堂との縁
第5章 植村泰二とPCLの時代
  • 人生行路の分岐点
  • 植村泰二との出会い
  • トーキー映画の幕開けとPCL
  • PCL自身の岐路
  • 井深が勤務した頃のPCL映画
  • 写真化学研究所の活動
  • 嘱望された技術者井深
  • カメラ、オートバイ、自家用車
  • 転職の動機
第6章 前田多門と日本光音の時代
結婚
前田多門という人物の魅力
前田家と野村家
胡堂夫妻との交流
日本光音工業という会社
樋口、永井、安田を知る
「井深さんはひっぱりだこだった」
第7章 先端兵器開発の時代と盛田昭夫
小林恵吾と日本測定器を興す
メカトロニクスの実現で急成長
対潜用磁気探知機の開発
空襲激化、須坂への疎開
決戦兵器、ミサイルの開発
盛田家十五代目当主の幼少年期
電気いじりから物理学へ
海軍技術士官への道
井深と盛田、生涯の出会い
敗戦後を考えはじめる
第8章 東通工に込めた理念と戦略
上京か残留か
東通研を設立
前田文相の鮮かな刷新
盛田を引き寄せたコラム
失敗と成功の試行錯誤
井深が描いた理念
井深が抱いた戦略
前田多門と天皇人間宣言
追放前田を社長に据える
盛田昭夫の参画
東通工の船出
次女の不運
第9章 ソニーのスプリングボード
最初のスプリングボード
木原信敏に託した井深構想
テープレコーダーG型の教訓
飛躍はH型と共に
乗るか逸るかの決断
トランジスタをラジオに使う
十万台がもったいないか
モルモット精神
「苦労マトロン」の失敗
蓄積したノウハウが開花する
再婚、心の安寧
第10章 井深大のニューパラダイム
日本のために科学教育の振興を
障害者自立のためのコロニーを
幼児胎児教育と左脳右脳理論
「東洋医学のデパートを作りたいんだ」
求道僧の如き探求
「永遠の少年」の巡礼行
七十歳を越えてウォークマンを着想
Oリングテストのプロデューサー
近代科学を超えるニューパラダイム
井深と盛田、永遠の絆
第6章 前田多門と日本光音の時代
  • 結婚
  • 前田多門という人物の魅力
  • 前田家と野村家
  • 胡堂夫妻との交流
  • 日本光音工業という会社
  • 樋口、永井、安田を知る
  • 「井深さんはひっぱりだこだった」
第7章 先端兵器開発の時代と盛田昭夫
  • 小林恵吾と日本測定器を興す
  • メカトロニクスの実現で急成長
  • 対潜用磁気探知機の開発
  • 空襲激化、須坂への疎開
  • 決戦兵器、ミサイルの開発
  • 盛田家十五代目当主の幼少年期
  • 電気いじりから物理学へ
  • 海軍技術士官への道
  • 井深と盛田、生涯の出会い
  • 敗戦後を考えはじめる
第8章 東通工に込めた理念と戦略
  • 上京か残留か
  • 東通研を設立
  • 前田文相の鮮かな刷新
  • 盛田を引き寄せたコラム
  • 失敗と成功の試行錯誤
  • 井深が描いた理念
  • 井深が抱いた戦略
  • 前田多門と天皇人間宣言
  • 追放前田を社長に据える
  • 盛田昭夫の参画
  • 東通工の船出
  • 次女の不運
第9章 ソニーのスプリングボード
  • 最初のスプリングボード
  • 木原信敏に託した井深構想
  • テープレコーダーG型の教訓
  • 飛躍はH型と共に
  • 乗るか逸るかの決断
  • トランジスタをラジオに使う
  • 十万台がもったいないか
  • モルモット精神
  • 「苦労マトロン」の失敗
  • 蓄積したノウハウが開花する
  • 再婚、心の安寧
第10章 井深大のニューパラダイム
  • 日本のために科学教育の振興を
  • 障害者自立のためのコロニーを
  • 幼児胎児教育と左脳右脳理論
  • 「東洋医学のデパートを作りたいんだ」
  • 求道僧の如き探求
  • 「永遠の少年」の巡礼行
  • 七十歳を越えてウォークマンを着想
  • Oリングテストのプロデューサー
  • 近代科学を超えるニューパラダイム
  • 井深と盛田、永遠の絆
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