沖縄の本当の姿とは!?
私は殴り殺される覚悟で本当の沖縄を書いた!
私は殴り殺される覚悟で本当の沖縄を書いた!
かつて私は地元の琉球銀行に就労し、将来を嘱望されていたが、2000年4月、基地政策の混迷を座視できず正論を展開したところ、退職に追い込まれた。その背景には、国家が基地反対運動を補助金で鎮めるべく、無制限な沖縄宥和策に転じたことが主因であった。しかし、私が警告したとおり、アジア情勢は緊迫の度合いを強め、基地政策の混乱は限界に達している──まえがきより。わが国は危機を迎えている。この焦点が沖縄である。本書を読めば、国民が沖縄県民に抱く一種の贖罪意識が霧散し、どう沖縄政策を行えばよいのかが見えてくる。“日本で最も悲劇の島”沖縄の本当の姿とは!?
著者プロフィール
惠隆之介(めぐみ・りゅうのすけ)
拓殖大学客員教授、沖縄国際大学非常勤講師。1954年、沖縄コザ市生まれ。78年、防衛大学校管理学専攻コース卒業。78年、海上自衛隊幹部候補生学校、世界一周遠洋航海を経て護衛艦隊勤務。82年、退官(二等海尉)。その後、琉球銀行勤務。97年、米国国務省プログラムにて国際金融、国防戦略等研修。現在、積極的な執筆、講演活動を展開している。著書に、『海の武士道DVDbook』(育鵬社)、『敵兵を救助せよ!』(草思社)、『昭和天皇の艦長』(産経新聞出版)などがある。
目次
第1章 沖縄に迫る危機- エスカレートする中国の日本への侵犯行為
- 「尖閣開拓記念の日」記念式典に参加しない沖縄県知事
- 中国が打ち出した第一列島線と第二列島線
- 中国に次々と籠絡される東南アジア各国
- 沖ノ鳥島周辺海域で潜水艦と艦艇の統合運用訓練を実施
- 沖縄は中国の特別自治区か?
- 沖縄教職員会を中心とする、“被抑圧史観”教育の徹底
- 昭和三十七年に航空基地として拡張竣工された普天間基地
- 日米合意を七年も放置させた稲嶺知事
- 地元マスコミのしたたかな世論操作
- 沖縄問題を統制不能状態に陥らせた“鳩山発言”
- 基地反対運動のデタラメな理屈
- 普天間県内移設の真の目的
- 平成九年の「改正特措法」同様、特別措置法で対処せよ
- 県民に「たかり」を教えた本土人
- 琉球王国民衆の生活は凄惨を極めていた
- 中国の強い影響下におかれた二百三十七年
- 一六〇九年、薩摩藩の支配下におかれる
- 明治政府による三度目の廃藩置県申し渡し
- 沖縄近代化の道遠し
- 沖縄近代化に命をかけた男
- 「植民地のごとく特別会計に改めてもらいたい」
- 的中した毎日新聞・下田将美の忠告
- 沖縄出身者は、なぜ、かくも教育水準が低かったのか
- 深刻な不況と共産党活動家たち
- 歴史に隠された沖縄の恥辱
- 沖縄にとって幸運が訪れる
- 沖縄戦で本土上陸戦に及び腰になった米国
- 感染症がはじめて制圧された
- 天皇メモで守られた日本の主権
- 戦前とは比類できないほど繁栄する沖縄経済
- 西側諸国の対日政策が転換する
- 米軍のプレゼンスで本土と対等
- ドルの雨が降る
- ケネディ大統領の「沖縄新政策」声明
- 左翼陣営は沖縄に戦力を集中した
- 沖縄返還の舞台裏
- 米軍基地を担保にすれば何でも通る
- 迫られる国家の変革
- 沖縄県民の特性を理解せよ
- 急がれる教育の正常化
- 沖縄有事対応プランの策定を