石平の眼 日本の風景と美

石平 著
定 価:
本体1200円+税
判 型:
A5
ページ数:
160ページ
ISBN:
9784898314913
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自然と文化の中に日本精神を見た

中国人青年として来日して32年、
帰化して13年、
美しい日本に出会えて本当によかった!

著者プロフィール

評論家。1962年、中国四川省成都生まれ。北京大学哲学部卒業。四川大学哲学部講師を経て、1988年に来日。1995年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関に勤務ののち、評論活動へ。2007年、日本に帰化する。著書に『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP新書、第23回山本七平賞受賞)、『なぜ論語は「善」なのに、儒教は「悪」なのか』(PHP新書)、『石平の裏読み三国志』(PHP研究所)、『中国はなぜいつも世界に不幸をバラ撒くのか』(徳間書店)、『私はなぜ「中国」を捨てたのか』『朝鮮通信使の真実─江戸から現代まで続く侮日・反日の原点』、宮崎正弘氏との共著『ならず者国家・習近平中国の自滅が始まった!』(ワック)など多数。

目次

はじめに──美しい日本と私

 

春 なぜすぐに散る桜を日本人は愛でるのか

花は桜木、人は武士

敷島の 大和心を 人問わば 朝日ににおう 山桜花

日本人とふるさと、そして私のふるさと

城巡りで考える「平和」と「戦争」

「天孫降臨の地」で皇室のことを考える

「美しさ」をモチーフとする日本仏教の異彩

群芳散尽春色濃

南朝 四百八十寺 多少の楼台 煙雨の中

コラム1 私のカメラ

 

夏 憧れの海と日本人の美意識

日本の美しい海と私

日本の美しき清流と禊ぎの文化

瑞穂の国の田園風景と稲作文化

苔を愛でる日本人の美意識

極楽浄土に咲く蓮の花

中国人が憧れた、「仙人の住む三神山・日本」

日本の「高貴と質素と優雅」

光悦村の跡地で偲ぶ古き良き時代の江戸文化

コラム2 写真撮影の旅と楽しみ

 

秋 侘び・寂びを被写体にして

「古寺と紅葉」を愛でる日本の美意識

私の山歩きと思い出

「禅」を「美」に変えた日本の文化

二つの後楽園──日本と中国

アジアの仏都・平城京に思いを寄せて

霜葉紅於二月花──日本風景の中の漢詩

「紅葉狩り」という言葉の意味を考える

コラム3 被写体になるもの

 

冬 日本人の信仰心のルーツを求めて

私と富士山、そして日本人と富士山

与論島で見たこと、思ったこと

私にとっての神様と神社

大阪城で「日中」を考える

「小京都散策」で感じ取った地方の文化力

菅原道真と梅の花、そして桜

奈良公園の「神鹿」たち

鎌倉武士に「禅」を教えた中国人僧

伝統と現代が溶け込む日本の文化と風景

コラム4 これから撮るもの

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