沖縄よ、甘えるな! 表紙

沖縄よ、甘えるな!

新・沖縄ノート

惠隆之介(拓殖大学日本文化研究所客員教授) 著
定 価:
本体920円+税
判 型:
新書判
ページ数:
248ページ
ISBN:
9784898317266
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マスコミ報道では絶対に分からない
沖縄の真実!

「在日米軍の73.8%が沖縄に集中している」──これは、テレビや新聞が沖縄を伝える一つの常套句だが、これはデタラメである。つまり、73.8%という数字を算出する際の分母に、三沢、佐世保、横田、岩国、横須賀など自衛隊との共有の在日米軍基地は含まれていない。三沢の米軍基地などは、自衛隊の所有部分はわずか3%だが、これも共有施設として73.8%の分母には入っていないのである。要するに、73.8%とは、米軍専用施設のことをいうのだ。
このように、本書は、マスコミ報道では絶対に分らない「沖縄の核心」に、政治、経済、社会、歴史など様々な角度から迫った著者渾身のレポートである。

著者プロフィール

惠 隆之介(めぐみ・りゅうのすけ)

拓殖大学日本文化研究所客員教授。シンクタンク「沖縄・尖閣を守る実行委員会」代表。
1954年、沖縄コザ市生まれ。1978年、防衛大学校管理学専攻コース卒業。同年、海上自衛隊幹部候補生学校、世界一周遠洋航海を経て護衛艦隊勤務。1982年、退官(二等海尉)。その後、琉球銀行勤務。1997年、米国国務省プログラムにて国際金融、国防戦略等研修。1999年、琉球銀行退職。以降、ジャーナリズム活動に専念する。
著書に『海の武士道DVDbook』(育鵬社)、『敵兵を救助せよ!』(草思社)、『昭和天皇の艦長』(産経新聞出版)、『沖縄を豊かにしたのはアメリカという真実』(宝島新書)、『中国が沖縄を奪う日』(幻冬舎ルネッサンス新書)などがある。

目次

  • プロローグ〈まえがきに代えて〉

第1章 沖縄に迫る危機

  • 翁長雄志知事の魂胆
  • 地元メディアがいかに誤報を流しているか
  • 沖縄に迫る中国
  • 沖縄反基地の背後に見える中国の影
  • 中国が打ち出した第一列島線と第二列島線
  • 中国に次々と籠絡される東南アジア各国
  • 沖ノ鳥島周辺海域で潜水艦と艦艇の統合運用訓練を実施
  • 沖縄は中国の特別自治区か?
  • 沖縄教職員会を中心とする〝被抑圧史観〟教育の徹底

第2章 普天間基地問題は解決できる

  • 昭和三十七年に航空基地として拡張竣工された普天間基地
  • 日米合意を七年も放置させた稲嶺知事
  • 地元マスコミのしたたかな世論操作
  • 沖縄問題を統制不能状態に陥らせた“鳩山発言”
  • 基地反対運動のデタラメな理屈
  • 普天間県内移設の真の目的
  • 平成九年の「改正特措法」同様、特別措置法で対処せよ
  • 県民に「たかり」を教えた本土人

第3章 歴史のなかに見る沖縄の姿

  • 琉球王国民衆の生活は凄惨を極めていた
  • 中国の強い影響下におかれた二百三十七年
  • 一六〇九年、薩摩藩の支配下におかれる
  • 明治政府による三度目の廃藩置県申し渡し
  • 沖縄近代化の道遠し
  • 沖縄近代化に命をかけた男
  • 「植民地のごとく特別会計に改めてもらいたい」
  • 的中した毎日新聞・下田将美の忠告
  • 沖縄出身者は、なぜ、かくも教育水準が低かったのか
  • 深刻な不況と共産党活動家たち
  • 歴史に隠された沖縄の恥辱
  • 沖縄にとって幸運が訪れる

 

第4章 米軍政下で味わった贅沢

  • 沖縄戦で本土上陸戦に及び腰になった米国
  • 感染症がはじめて制圧された
  • 天皇メモで守られた日本の主権
  • 戦前とは比類できないほど繁栄する沖縄経済
  • 西側諸国の対日政策が転換する
  • 米軍のプレゼンスで本土と対等
  • ドルの雨が降る
  • ケネディ大統領の「沖縄新政策」声明
  • 左翼陣営は沖縄に戦力を集中した
  • 沖縄返還の舞台裏
  • 米軍基地を担保にすれば何でも通る

終 章 沖縄をどう統治するか

  • 迫られる国家の変革
  • 沖縄県民の特性を理解せよ
  • 急がれる教育の正常化
  • 沖縄有事対応プランの策定を

 

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