作家・曽野綾子80年の人生!
私は感動的な人生を沢山見せてもらいました。何よりの贅沢でしたね。様々なことを体験したし、小説のように面白い人生でした。──曽野綾子
著者プロフィール
曽野 綾子(その・あやこ)
作家。1931年、東京生まれ。聖心女子大学文学部英文科卒業。ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章。日本芸術院賞・恩賜賞受賞。著書に『無名碑』(講談社)、『神の汚れた手』(文藝春秋)、『風通しのいい生き方』『人間の愚かさについて』(以上、新潮社)、『人間にとって成熟とは何か』『人間の分際』(以上、幻冬舎)、『夫婦、この不思議な関係』『沖縄戦・渡嘉敷島「集団自決」の真実』『悪と不純の楽しさ』『弱者が強者を駆逐する時代』『想定外の老年』『安心と平和の常識』『出会いの神秘』(以上、ワック)など多数。
目次
休まず書いた八千万字 まえがきに代えて
父の姿 表と裏を知る
母の作文教室
シスターの教え
戦争から学んだこと
「小説家になろう」
小生意気な仲間たち
初めての原稿料五万円
ゴミ箱の横に運命の人
二十代、執筆と育児の日々
不眠、うつ 米国で快方
キリスト教は私の心棒
ある神話の背景
聖書の中にも小説の種
視力悪化 全連載ストップ
念願のサハラ砂漠へ
盲目で生きる人たちとの聖地巡礼の旅
アフリカ支援
母の死
日本財団会長を引き受ける
アフリカは偉大な教師
「私人フジモリ」と暮らす
大臣の誘い迷わず辞退
皇后様とよもやま話
日本人の画一化
友達運に恵まれた八十年