安心と平和の常識_表紙

安心と平和の常識

曽野綾子(作家) 著
定 価:
本体900円+税
判 型:
新書判
ページ数:
224ページ
ISBN:
9784898317068
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人生は永遠に「想定外」の連続だ!

東日本大震災以後、多くの日本人は、「平和で安心して暮らせる生活」という言葉を口にするようになった。しかし、本来、平和で安心して暮らせる生活などこの世には存在しない、と著者はいう。また、世界の百十九カ国を歩いた著者は、日本ほど「日常生活が安全で、身分差のない、食べられない人のいない国」を見たことはないという。本書は、平和と飽食に慣れきった現代日本人への警告の書だ。世界の常識からいかにかけ離れているか、いかに脆弱な国民になりつつあるのか!

著者プロフィール

曽野 綾子(その・あやこ)

作家。1931年、東京生まれ。聖心女子大学文学部英文科卒業。
ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章。日本芸術院賞・恩賜賞受賞。著書に『無名碑』(講談社)、『神の汚れた手』(文藝春秋)、『貧困の僻地』『人間関係』『風通しのいい生き方』(以上、新潮社)、『野垂れ死にの覚悟』(ベストセラーズ)、『人間にとって成熟とは何か』(幻冬舎)、『夫婦、この不思議な関係』『沖縄戦・渡嘉敷島「集団自決」の真実』『悪と不純の楽しさ』『都会の幸福』『弱者が強者を駆逐する時代』『この世に恋して』『想定外の老年』(以上、ワック)など多数。

目次

第1章 犬とイナゴの喧嘩

第2章 学校の裏山

第3章 食事を分けるということ

第4章 丸ごと輸出後の実体

第5章 私怨とクリスマス

第6章 雪まみれの想定外

第7章 ぶどう畑とゼラニュウムの土地

第8章 どちらに行っても問題が残る

第9章 疲労という名の解決法

第10章 心の深奥の部分

第11章 低級な学習の持つ力

第12章 甘ちゃん

第13章 英語なんか要らない人もいる

第14章 待つ人々の姿

第15章 難民という職業もある

あとがき

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